「Claude Codeとの会話が長くなって重い…」「大きな作業を頼むと途中でぐちゃぐちゃになる…」そんな悩みはありませんか?🐼
答えはシンプルで、大きな仕事は「指示書」1枚で新しい会話に渡すことです。この記事では、毎日この方式でブログを運営しているクロパンが、指示書に入れる6つの要素とコピペで使えるテンプレ、報告書の受け取り方まで全部公開します。

むずかしい機能は使いません。「新人さんへの頼み方」を覚えるだけです🐼
【3行まとめ】
✅ 大きな仕事は1つの会話に詰め込まず、「新しい会話」に切り出すと安定します
✅ 新しい会話は何も覚えていない”新人さん”。だから「指示書」1枚で動けるように書きます
✅ 仕事の最後に「報告書」を書いてもらえば、元の会話は軽いまま結果だけ受け取れます
① Claude Codeの会話を分けるべき理由3つ
1つの会話(チャット)に何でも頼んでいると、いずれ困ったことになります。結論から言うと、大きな仕事は同じ会話で続けず、新しい会話に切り出すほうが安定します。理由は3つです。
①-1 会話が重くなって返事が遅くなる
Claude Codeは、その会話でやりとりした内容を全部覚えたまま返事を考えています。会話が長くなるほど思い出す量が増えるので、だんだん返事が遅く、動きが重くなっていきます📖
①-2 話が混ざって指示とズレた答えが返ってくる
1つの会話でブログ記事の相談と、ファイル整理と、エラー解決を全部やると、話題が混ざることがあります。
・前の話題の設定を引きずったまま次の作業をしてしまう
・「さっきの話」がどの話か、かみ合わなくなる
・古い指示と新しい指示が矛盾して、変な折衷案が返ってくる
①-3 容量オーバーで会話が止まる
一番困るのがこれです。会話には「覚えていられる量の上限」(コンテキストと呼ばれます)があり、上限に近づくと動きがおかしくなったり、最悪その会話が使えなくなったりします。私も大事な作業の途中で会話が突然動かなくなり、青ざめた経験があります…😱
このあたりの対処はClaude Codeの会話が重い時の対処法(/compact・/clear・/rewindの使い分け)で詳しく書いています。
【このセクションのまとめ】
・会話が長い=覚える量が多い=遅く・混ざりやすく・止まりやすい
・小さな用事は同じ会話でOK。「大きな仕事」だけ別の会話に切り出す
・切り出すときに必要になるのが、次で説明する「指示書」です
② 指示書プロンプトとは?”何も覚えていない新人さん”への依頼書
②-1 新しい会話は前の話をゼロも覚えていない
大事な前提がひとつ。新しい会話を開いたClaude Codeは、さっきまでの会話の内容を何ひとつ覚えていません。「さっき言ったでしょ」が通じない、今日入社したばかりの新人さんです🐼
だから、新しい会話に仕事を渡すときは、その1通だけ読めば仕事が完成できる「依頼書」を最初に渡します。これが本記事の主役、「指示書プロンプト」(以下、指示書)です。
②-2 会社の「発注書と納品書」で考えるとわかりやすい
| 会社の仕事 | Claude Codeの分業 |
|---|---|
| 発注書を書いて外注さんに渡す | 指示書を書いて新しい会話に貼る |
| 外注さんが作業する | 新しい会話が作業する |
| 納品書+成果物を受け取る | 報告書+成果物ファイルを受け取る |
| 検収して次の発注へ | 要点だけ元の会話に持ち帰る |
発注書があいまいだと、思っていたのと違うものが納品されますよね。Claude Codeも同じで、指示書の出来がそのまま仕上がりの出来になります。
②-3 サブエージェントとの違い=会話ごと分けるかどうか
Claude Codeには「サブエージェント」という、同じ会話の中で部下に作業を任せる機能もあります(2026年7月時点)。違いはこうです。
| サブエージェント | 指示書で新しい会話 | |
|---|---|---|
| 場所 | 同じ会話の中 | 会話ごと別 |
| 向いている仕事 | 会話の流れの中の調べもの・下ごしらえ | 記事1本・大きな作業まるごと |
| 元の会話への負担 | 少し残る | ほぼゼロ |
| 頼み方 | その場で口頭でOK | 指示書1枚が必要 |
サブエージェントの詳しい使い方はClaude Codeサブエージェントの使い方(重い作業を部下に任せる3つのコツ)でどうぞ。
【このセクションのまとめ】
・新しい会話は前の話を覚えていない。だから指示書=1通で完結する依頼書を渡す
・同じ会話の中で任せるならサブエージェント、会話ごと分けるなら指示書
③ 指示書プロンプトに入れる6つの要素
私が毎日使っている指示書の型は、次の6つの要素でできています。
③-1 要素①:役割(あなたは何の担当か)
最初の1行で「あなたは〇〇の担当です」と伝えます。役割が決まると、答え方がその仕事向けに安定します。
・例:「あなたはブログ記事の執筆担当です」
③-2 要素②:前提・ルールのありか(どのファイルを読むか)
ルールやマニュアルがファイルにあるなら、中身をコピペせず「どこにあるか」を教えて最初に読んでもらいます。指示書は短いまま、必要な情報は自分で取りに行ってくれます。
・例:「作業ルールは 〇〇フォルダの ルール.md にあります。最初に必ず読んでください」
③-3 要素③:やってほしいこと(ゴールを具体的に)
ゴールはできるだけ具体的に。「いい感じにして」は伝わりません。
・あいまい:「ブログ記事を書いて」
・具体的:「テーマ〇〇で3,000字の記事を1本書いて、△△フォルダに保存して」
③-4 要素④:やってはいけないこと(勝手にしてほしくないこと)
忘れがちですが、事故防止の要です。
・例:「ファイルの削除はしないでください」
・例:「投稿ボタンは押さず、下書きまでで止めてください」
・例:「迷ったら勝手に判断せず、選択肢を書いて止まってください」
③-5 要素⑤:成果物の保存先(どこに残すか)
成果物は必ずファイルとして保存してもらい、保存先まで指定します。会話の画面に出ただけの文章は、会話を閉じると探すのが大変です。成果物はファイル、が分業の鉄則です📁
③-6 要素⑥:最後に報告書を書いてもらう(一番大事)
指示書の最後に、この一文を必ず入れます。
「作業がすべて終わったら、①やったこと ②成果物の保存場所 ③残った課題・気になった点、の3点で報告書を書いてください」
【このセクションのまとめ】
・指示書の6要素=①役割 ②ルールのありか ③やってほしいこと ④やってはいけないこと ⑤保存先 ⑥報告書
・「何も知らない新人さんがこの1通で動けるか?」と自問しながら書くのがコツ
④ そのままマネできる汎用テンプレと報告書の受け取り方
④-1 コピペで使える指示書テンプレ
6要素を1枚にまとめた汎用テンプレです。【 】の中を書き換えるだけで使えます。
あなたは【仕事の内容。例:ブログ記事の執筆】の担当です。
■ 最初に読むもの
【ルールやマニュアルのファイルの場所。例:〇〇フォルダの ルール.md】を最初に読んでください。
■ やってほしいこと
【ゴールを具体的に。例:テーマ「〇〇」で3,000字の記事を1本書く】
■ やってはいけないこと
・【例:ファイルの削除はしない】
・【例:公開・送信までは行わず、下書きで止める】
・迷ったら勝手に判断せず、選択肢を書いて確認してください。
■ 成果物の保存先
【例:〇〇フォルダに 記事.md として保存】
■ 最後に報告書
作業がすべて終わったら、以下の3点で報告書を書いてください。
①やったこと ②成果物の保存場所 ③残った課題・気になった点
④-2 報告書は「要点だけ」元の会話に持ち帰る
仕事が終わったら報告書が返ってきます。ここで大事なのは、元の会話に持ち帰るのは報告書の要点だけにすること。途中経過まで全部持ち帰ると、せっかく分けたのに元の会話がまた重くなってしまいます。
こうすると元の会話はいつまでも軽いまま、「司令塔」として方針決めとチェックに集中できます。
【このセクションのまとめ】
・テンプレは【 】を書き換えるだけ。まずはそのまま使ってOK
・元の会話に持ち帰るのは報告書の「要点だけ」。だから元の会話は軽いまま
⑤ クロパンの実例|ブログ記事の執筆を別会話に発注してみた
⑤-1 実際の流れ(指示書→執筆→報告書→検収)
このブログの記事作りは、まさにこの分業方式で回しています🐼
①元の会話で、記事のテーマと構成を決める
②指示書を書く(「あなたは記事の執筆担当です。ルールは〇〇フォルダのファイルを最初に読む。テーマ△△で1本書いて□□フォルダに保存。公開はせず下書きまで。最後に報告書を」という内容)
③新しい会話を開いて、指示書を貼る
④報告書を受け取り、成果物のファイルを自分の目で確認(検収)する
指示書を書く時間は5〜10分ですが、書いた時間の何倍も後がラクになります。あいまいに頼んでやり直しになるほうが、よっぽど時間がかかります。この型にしてから、会話が重くなって困ることはほとんどなくなりました✨
⑤-2 毎回同じ指示書は「スキル化」できる+メモ引き継ぎとの合わせ技
「毎回ほとんど同じ指示書を書いてるな」と気づいたらチャンス。定型の指示書は「スキル」機能に登録すると、コマンド1つで呼び出せます(2026年7月時点の機能です)。詳しくはClaude Codeスキルの使い方(繰り返す作業をコマンド1つで呼び出す)をどうぞ。
また、作業の記録をメモファイルで次の会話に引き継ぐ方法と組み合わせると、日をまたぐ大きな仕事も安定します。こちらはセッションメモをGoogleドライブでPC間引き継ぎする方法で書いています。
【このセクションのまとめ】
・実例:元の会話で構成決め→指示書→新しい会話が執筆→報告書で受け取り確認
・指示書の5〜10分で、やり直しが大幅に減る
・定型の指示書はスキル化、日をまたぐ仕事はメモ引き継ぎと合わせ技
⑥ 指示書分業の注意点3つ
⑥-1 報告書を鵜呑みにしない=自分の目でも確認する
報告書に「完了しました✅」と書いてあっても、成果物は必ず自分の目で確認してください。AIには「やったつもり」の報告が混ざることがあり、私も報告書では完了だったのに、開いてみたら一部が想定と違っていた経験があります🐼
この「AIの報告の検品」はそれだけで1記事になるテーマなので、近いうちに詳しく書く予定です。
⑥-2 指示書にパスワードや機密を書かない
指示書は使い回すものなので、パスワード・個人情報・機密を直書きすると流出の危険があります。必要な場合は「認証情報は〇〇ファイルにあります」とありかだけを指す書き方にしましょう。
⑥-3 何でも分けすぎない=小さな用事は同じ会話でOK
何でも新しい会話に分けると、指示書を書く手間のほうが大きくなります。目安は「やりとりが何十回も続きそうか?」。
・ちょっとした質問・小さな修正 → 同じ会話でそのまま頼む
・記事1本・大量のファイル整理など長丁場の仕事 → 指示書で新しい会話へ
【このセクションのまとめ】
・報告書は鵜呑みにせず、成果物を自分の目で確認する
・機密は指示書に直書きしない。「ありか」を指すだけにする
・小さな用事まで分けない。長丁場の仕事だけ切り出す
⑦ まとめ|指示書1枚でClaude Codeは「チーム」になる
・大きな仕事を1つの会話に詰めると、重い・混ざる・止まるの3重苦になる
・新しい会話は「何も覚えていない新人さん」。指示書1枚で動けるように書く
・指示書の6要素=①役割 ②ルールのありか ③やってほしいこと ④やってはいけないこと ⑤保存先 ⑥報告書
・報告書は要点だけ持ち帰り、元の会話は軽い「司令塔」を保つ
・報告書は鵜呑みにせず確認。機密は書かない。小さな用事は分けない
この型ができると、Claude Codeは「1人のアシスタント」から「自分が社長のチーム」に変わります🐼

最初の指示書は下手でも大丈夫。頼み方は、頼むたびに上手くなりますよ🐼✨
まずは今日、いつもの大きな作業をひとつ、テンプレを使って新しい会話に発注してみてください。
【関連記事】
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⑧ よくある質問(FAQ)
- Q指示書は毎回ゼロから書くのですか?
- A
いいえ、この記事のテンプレの【 】を書き換えるだけでOKです。毎回ほぼ同じなら、スキル機能への登録もおすすめです(2026年7月時点)。
- Qサブエージェントと指示書方式、どっちを使えばいいですか?
- A
会話の流れの中で済む調べものならサブエージェント、大きな仕事をまるごと任せるなら指示書で新しい会話、が目安です。
- Q新しい会話が指示書どおりに動いてくれません。
- A
指示書のどこかがあいまいなことが多いです。「やってほしいこと(ゴール)」と「ルールのありか」を具体的に書き直し、「迷ったら止まって確認」の一文を足してみてください。
- Q報告書が長すぎて読むのが大変です。
- A
指示書で「①やったこと ②保存場所 ③残った課題を、それぞれ3行以内で」のように形式を指定すると、コンパクトな報告書が返ってきます。

