
Claude Codeを使っていると、毎回同じことを説明していませんか?「口調はやさしく」「このファイルはさわらないで」…そのたびに同じ指示をコピペするの、正直めんどうですよね🐼
そのお悩み、「CLAUDE.md(クロード・エムディー)」という1枚のファイルで解決できます。あなたのルールを一度書いておくだけで、Claude Codeが毎回自動で読んでくれるようになるんです。
上海歴20年のクロパンも、これを用意してから作業がグッとラクになりました。この記事では、プログラミング未経験の方でも作れるように、CLAUDE.mdの中身と書き方を5つの項目に分けて、やさしく解説していきます👇
CLAUDE.mdとは?AIが毎回自動で読む「取扱説明書」
【3行まとめ】
✅ CLAUDE.md=Claude Codeが会話のはじめに毎回自動で読む、あなた専用の「取扱説明書」ファイルです
✅ ルールや口調を一度書いておけば、毎回同じ説明をコピペする手間がなくなります
✅ ふつうの文章(テキスト)で書くだけ。プログラミングの知識はいりません
何のファイルか
CLAUDE.mdは、Claude Codeという道具(AIにパソコン作業を手伝ってもらうツール)に、「あなたのことや、守ってほしいルール」をあらかじめ伝えておくためのファイルです。
たとえるなら、新しく来てくれたアシスタントさんに渡す「業務マニュアル」のようなもの。マニュアルを一度渡しておけば、毎回口で説明しなくても、そこを読んで動いてくれますよね。CLAUDE.mdはまさにその役割をしてくれます。
中身はむずかしくありません
・特別なプログラムではなく、メモ帳に書くようなふつうの日本語でOK
・正式には「マークダウン」という、見出しや箇条書きを少し使うだけのかんたんな書き方
・つまり「文章を書ければ、もう作れる」ということです
Anthropic(アンソロピック/Claude Codeを作っている会社)の公式ドキュメントでも、「あなたが書いた指示を、Claudeが毎セッション(会話)のはじめに読み込む」ファイルだと説明されています(2026年7月時点)。
毎回同じ説明がゼロになる理由
なぜ「毎回同じ説明」がいらなくなるのでしょうか。理由は、Claude Codeが会話をはじめるたびに、このCLAUDE.mdを自動で読みにいってくれるからです。
Claude Codeは、新しい会話を始めるたびに記憶がリセットされる仕組みになっています。人でいうと、毎朝出社するたびに前日のことを忘れてしまうアシスタントさん、というイメージ。だからこそ毎回同じ説明が必要になっていたんですね。
そこでCLAUDE.mdを1枚置いておくと、会話のはじめにそれを読んで、「そうだ、この人のルールはこうだった」と思い出してくれます。あなたが何も言わなくても、書いておいたルールを前提に動いてくれるわけです。
つまりCLAUDE.mdは、「毎回説明していたことを、1回だけ書いておく場所」だと考えると分かりやすいと思います🐼。次の章から、置き場所と作り方を見ていきましょう。
どこに置く?/initで自動生成する方法
CLAUDE.mdは「どこに置くか」で役割が変わります。ここでは基本の置き場所と、実はゼロから書かなくてもいい便利なコマンドをご紹介します。
置き場所
いちばん基本の置き場所は、作業しているプロジェクトのフォルダの一番上(ルート)です。ここに CLAUDE.md という名前でファイルを置くと、そのプロジェクトで作業するときに読み込まれます。これを公式では「プロジェクトの指示」と呼んでいます(2026年7月時点)。
置き場所は、大きく分けて次の2種類です。
・プロジェクトごと:作業フォルダの一番上に置く(CLAUDE.md)。そのプロジェクト専用のルール向け
・あなた個人ぜんぶ:ホームフォルダの中(~/.claude/CLAUDE.md)。どのプロジェクトでも共通で使いたい、あなた好みのルール向け
まずは「プロジェクトごと」の置き方から始めれば十分です。「このプロジェクトではこうしてね」というルールを、その場所に書いておくイメージです。
/initで下書き自動生成
「ゼロから書くのは大変そう…」と感じた方、ご安心ください。実は、下書きを自動で作ってくれるコマンドがあります。それが /init(イニット)です。

「コマンド」と聞くと、あの黒い画面がこわい…と身構えてしまいますよね。でも大丈夫。Claude Codeの入力欄に半角で /init と打って実行するだけ。難しい操作はいりません🐼
/init を実行すると、Claude Codeがあなたのプロジェクトの中身をざっと見て、「たぶんこういうルールがいいですよ」という下書きのCLAUDE.mdを自動で作ってくれます(2026年7月時点の公式ドキュメントより)。
すでにCLAUDE.mdがある場合はどうなるのでしょうか。公式ドキュメントによると、上書きして消してしまうのではなく「こう直したらどうですか」と改善案を出してくれる作りになっています(2026年7月時点)。いきなり大事なファイルが消える心配は、基本的にはいらないということですね。
確認方法
「ちゃんと読み込まれているのかな?」と不安になったら、確認する方法もあります。Claude Codeの中で /memory(メモリー)と入力すると、いま読み込まれているCLAUDE.mdの一覧が表示されます(2026年7月時点)。
ここに自分のファイルが出てくれば、きちんと読み込まれているサインです。もし見当たらないときは、置き場所やファイル名(CLAUDE.md)が正しいか、もう一度見直してみてください。
この章の3つだけ覚えればOK
・置き場所 → プロジェクトの一番上
・下書き → /init で自動生成
・確認 → /memory で読み込みチェック
この3つを押さえておけば、最初の準備はバッチリです✅
CLAUDE.mdに何を書く?基本の5項目
では、いよいよ中身です。何を書けばいいか迷いますが、まずは次の5項目を押さえればOK。ここではそれぞれに、そのまま参考にできるミニ例文を添えていきます。
ルール・禁止事項
まず書いておきたいのが、「これは守ってね」というルールです。作業の進め方や、してはいけないことをはっきり書いておきます。
例文:
## ルール
・ファイルを削除するときは、必ず先に確認してください
・大きな変更をする前に、一度作業内容を説明してください
このように具体的に書くほど、Claude Codeも動きやすくなります。「ちゃんとやって」ではなく「削除の前に確認して」のように、行動が思い浮かぶ書き方がコツです。
口調・トーン
次に、返事の「話し方」です。ここを書いておくと、あなた好みのトーンで返してくれるようになります。
例文:
## 口調
・やさしい言葉で、専門用語には説明をつけてください
・返事はですます調でお願いします
毎回「もっとやさしく説明して」と言い直していた方は、ここに書いておくだけで、その手間がなくなります。
よく使うファイルの場所
「あの資料、どこだっけ?」を毎回説明するのも手間ですよね。よく使うファイルやフォルダの場所を書いておくと、探す指示が減ります。
例文:
## よく使う場所
・下書き置き場:documents フォルダの中
・完成品の保存先:output フォルダの中
場所を先に伝えておくと、「あのフォルダに保存して」の一言で通じるようになります。
専門用語の意味
あなたやチームの中だけで通じる「言葉」があるなら、その意味を書いておきましょう。Claude Codeがその言葉を正しく受け取れるようになります。
例文:
## 用語
・「清書」=下書きを整えて、公開できる形にすること
・「棚卸し」=ファイルを一覧で見直して整理すること
こうしておくと、「清書して」と頼むだけで、あなたの意図どおりに動いてくれます。
やってほしくないこと
最後に、「これはしないでほしい」という線引きです。禁止事項とも重なりますが、特に事故を防ぎたいことは分けて強調しておくと安心です。
例文:
## やってほしくないこと
・指示していない余計な機能を、勝手に付け足さないでください
・私に確認せずに、公開・送信をしないでください
この5項目を書くだけでも、Claude Codeとのやり取りがかなりスムーズになります。全部いっぺんに埋めなくても大丈夫。まずは1つか2つから始めてみてくださいね🐼。
非エンジニアの実例|ブログ運営でのCLAUDE.md
「言葉の説明だけだとイメージしにくい」という方のために、プログラミングをしない人の使い方も見てみましょう。クロパン自身が、AIに作業を手伝ってもらう場面で実際に感じたことをベースにお話しします。
ルール例
クロパンがいちばん助かったのは、「口調」と「確認のルール」を書いておいたことです。
以前は毎回、「もっとやさしい言葉で」「難しい言葉には説明をつけて」とお願いしていました。同じことを何度も打ち込むのは、地味に時間がかかっていたんですね。そこでCLAUDE.mdに口調のルールを書いたところ、最初から希望どおりのトーンで返ってくるようになり、言い直しの回数がぐっと減りました。
もう一つ効果が大きかったのが、「勝手に進めないで、大事な操作の前は確認して」というルールです。頼んでいないことまで先回りされると、あとで直す手間が増えてしまいます。先に線引きを書いておくことで、そうしたすれ違いを未然に防げるようになりました。
トーン例
参考までに、ブログ運営のような作業を想定した、擬似的なCLAUDE.mdの例をお見せします(実際の中身は、あなたの用途に合わせて書き換えてくださいね)。
# このプロジェクトについて
・個人でメディアを運営しています
・書き手はプログラミング未経験です
## 口調
・やさしい言葉で、ですます調でお願いします
・専門用語には、必ずカッコで意味の説明をつけてください
## ルール
・文章を公開する前に、必ず私に一度見せてください
・ファイルを消すときは、消してよいか先に確認してください
## やってほしくないこと
・頼んでいない作業を、勝手に付け足さないでください
このくらいシンプルでも、じゅうぶん役に立ちます。「毎回説明していたこと」を思い出して、少しずつ書き足していくのがコツです。
朝いちばんにその日のタスクを整理してもらう、といった毎日の使い方についても別の記事でまとめています。あわせて読んでみてください。
⚠️よくある失敗|盛りすぎて肝心なルールが無視される
CLAUDE.mdに慣れてくると、つい起きがちな失敗があります。それが「盛りすぎ」です。あれもこれもと書き込んだ結果、いちばん大事なルールが埋もれてしまうことがあるんです。
なぜ無視されるか
そのため、ファイルが長くなりすぎたり、似たようなルールが矛盾していたりすると、どれを優先すればいいか伝わりにくくなります。
公式でも、CLAUDE.mdは短く具体的なほど守られやすく、長すぎると内容が薄まりやすいと案内されています(目安として200行以内が推奨・2026年7月時点)。
人間でも、10ページのマニュアルより、要点が3行にまとまったメモのほうが頭に残りますよね。それと同じことが起きる、とイメージしてください。
厳選・階層化のコツ
では、どうすればいいか。コツは「厳選」と「見やすい整理」の2つ。次の3つを意識すればOKです。
①本当に大事なものだけに絞る:あれば便利でも無くて困らないことは、思いきって省く
②見出しで整理する(階層化):「## ルール」「## 口調」で区切ると読み取りやすい
③矛盾していないか見直す:「Aして」と「Aしないで」が別々に書かれていないか読み返す
もう少しだけ、それぞれ補足します。①は「これだけは守ってほしい」を優先して書くこと。②はだらだら長い文章を続けるより、見出しで区切るほうがClaude Codeにも人にも伝わります。③は矛盾があると、どちらを選ぶか分からなくなるので、ときどき読み返すのがコツです。
「たくさん書けば安心」ではなく、「大事なことを、短く、分かりやすく」。これがCLAUDE.mdを効かせる最大のコツです🐼。
更新のコツ|解決したらルールを1行足す運用
CLAUDE.mdは、一度作って終わりではありません。むしろ、少しずつ育てていくことで、どんどん頼れる相棒になっていきます。ここではムリなく続けられる更新のコツをご紹介します。
「困った→直った」をルール化
いちばんおすすめなのが、「困ったことが解決したら、その学びを1行だけ書き足す」という運用です。
たとえば、Claude Codeが同じ勘違いを2回した。あるいは「そうじゃなくて、こうしてほしい」と言い直した。そんなときが、書き足すチャンスです。その場で解決して終わりにせず、「次はこうしてね」という一言をCLAUDE.mdに足しておきます。
例:
・日付を書くときは「2026年7月」の形式でお願いします(前回ズレたため)
こうしておけば、同じすれ違いが二度と起きなくなります。実はこの「困った→直った→1行足す」の積み重ねが、いちばん効く育て方なんです。
作業の記憶やメモを、次の日や別の場所に引き継ぐ仕組みについても記事にしています。あわせてどうぞ。
・関連記事:作業のメモをGoogleドライブで引き継ぐ方法
育てるほどAIが賢くなる
この運用を続けていくと、CLAUDE.mdはあなた専用の「経験の記録」になっていきます。
過去につまずいたこと、直してほしかったこと、あなたならではの言葉づかい。それらが1行ずつたまっていくことで、Claude Codeは少しずつ「あなたのやり方」を前提に動いてくれるようになります。まるで、長く一緒に働いてくれているアシスタントさんのように、です。
最初から完璧なCLAUDE.mdを目指す必要はありません。使いながら、気づいたことを1行ずつ足していく。この気軽さが、長く続けるいちばんのコツだと思います🐼。
まとめ|AIとの「二度手間」をなくそう
【この記事のまとめ】
✅ CLAUDE.mdは、Claude Codeが会話のはじめに毎回自動で読む「取扱説明書」。毎回同じ説明の二度手間がなくなります
✅ 中身は「ルール・口調・ファイルの場所・用語・やってほしくないこと」の5項目から。盛りすぎず、短く分かりやすくが鉄則です
✅ 「困った→直った」を1行ずつ足して育てるほど、あなた専用の頼れる相棒になっていきます
CLAUDE.mdは、プログラミングの知識がなくても作れる、いちばん手軽な時短の仕組みです。毎回の「二度手間」から卒業して、あなたの時間を本当にやりたいことに使いましょう。
【今日からできる1アクション】
まずは、あなたが「Claude Codeに毎回説明していること」を1つ思い出して、それを1行だけCLAUDE.mdに書いてみてください。たった1行でも、次の会話からその手間がなくなります🐼。
クロパンは X(旧Twitter)でも、Claude Codeの最新情報や小さな気づきを毎日つぶやいています。よかったらのぞいてみてくださいね。
なお、CLAUDE.mdを会社のPCと家のPCで共有すれば、どちらで作業しても同じルールが効きます。その具体的なやり方は、下の関連記事で紹介しています。
▼ 関連記事
・会社PC・家PCでClaude Codeを完全同期する3ステップ
・作業メモをGoogleドライブでPC間引き継ぎする方法
・毎朝「今日のタスク3つ」をAIに出してもらう朝コーチング運用
・Claude Codeが急に止まる原因は容量オーバー?新しい会話で復活した話
よくある質問(FAQ)
- QCLAUDE.mdは絶対に必要ですか?
- A
必須ではありません。CLAUDE.mdがなくてもClaude Codeは使えます。ただ、「毎回同じ説明をしているな」と感じているなら、用意する価値はとても高いです。1回書いておくだけで、その後の説明の手間が減るので、使う頻度が高い人ほどおすすめできます。まずは1〜2行の小さなファイルから始めてみるのが良いと思います。
- QChatGPTの「カスタム指示」とは何が違いますか?
- A
「自分の好みや前提を、あらかじめ伝えておく」という考え方はよく似ています。大きな違いは置き場所です。CLAUDE.mdは、あなたのパソコンの中に「ファイル」として置きます。そのため、内容を自分で見て・直して・使い回すのがかんたんです。プロジェクトごとに別のルールを用意したり、PCの間で共有したりしやすいのも、ファイルならではの利点です(2026年7月時点)。
- QCLAUDE.mdに書いたのに守ってくれないときは?
- A
まず、そもそも読み込まれているかを確認しましょう。Claude Codeの中で
/memoryと入力すると、読み込まれているファイルの一覧が出ます。ここに出ていなければ、置き場所やファイル名を見直してください。読み込まれているのに守られない場合は、記事の中でも触れたとおり、CLAUDE.mdは「必ず守らせる命令」ではなく「参考にする指示」という位置づけのためです(2026年7月時点)。ルールを短く具体的に書き直す、矛盾している指示を消す、盛りすぎを減らす、といった見直しで守られやすくなります。

