Claude Code の会話が重い時|/compact・/clear・/rewind の使い分け【2026】

Claude Codeの会話が重い時に使う /compact・/clear・/rewind の使い分けを解説したアイキャッチ画像 使い方・活用術
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「作業していたら、だんだんClaude Codeの返事が重くなってきた…」「会話をリセットしたいけど、これまでの内容を消したくない…」——そんな経験、ありませんか?

じつはClaude Codeには、こんなときのための /compact(コンパクト)・/clear(クリア)・/rewind(リワインド) という3つのコマンドがあります。この記事を読めば、その3つをどう使い分ければいいかがスッキリわかります。毎日Claude Codeを使っているクロパン🐼も、長い作業はこの3つで乗り切っています。

クロパン
クロパン

ぼくも一日じゅうClaudeと作業していると、必ずどこかで重くなります。でもこの3つを覚えてからは、途中で作業が止まってもあわてなくなりました。

【3行まとめ】
/clear=会話をまっさらにリセットして、新しい作業を始めるコマンド
/compact=これまでの内容を要点だけ残して圧縮し、そのまま続けるコマンド
/rewind=会話を少し前の状態に巻き戻すコマンド(2026年7月時点)

なぜ Claude Code の会話は重くなる・止まるのか

まずは「なぜ重くなるのか」から、やさしく見ていきましょう。ここがわかると、3つのコマンドの意味もスッと入ってきます。

「コンテキスト(容量)」ってなに?

Claude Codeには 「コンテキスト(context)」 と呼ばれる考える場所があります。むずかしく聞こえますが、ようは AIが一度に覚えていられる「作業机の広さ」 のようなものです。この記事では、わかりやすく 「容量(ようりょう)」 と呼びますね。

机の上に資料を広げて作業するのを想像してください。机が広いうちは、いろんな資料をパッと見返しながらサクサク作業できます。ところが資料が増えて机がいっぱいになると、目的の紙を探すのに時間がかかったり、置き場所がなくなったりします。AIの容量も、これとよく似ています。

Claude Codeの容量が会話とともに埋まっていく様子を示した図 左は会話のはじめで机(容量)が空いていて動きが軽い状態。右は会話が長くなり机が資料でいっぱいで動きが重い状態。 会話が長くなると、AIの「容量(作業机)」が埋まっていく 会話のはじめ 机が広い=動きが軽い 会話が続く 会話が長くなった後 机がいっぱい=動きが重い

会話が長くなると起きること

会話を続けると、これまでのやりとり・読み込んだファイル・AIの返事などが、どんどん容量に積み重なっていきます。すると、次のようなことが起こりやすくなります。

・返事が出てくるまでがだんだん遅くなる(重く感じる)
・容量がいっぱいに近づくと、動きが不安定になったり、続けられなくなったりする
・前のほうのやりとりを、うまく思い出せなくなることがある

これは故障ではなく、机がいっぱいになってきた自然な合図です。だから、重くなってきたら 「机を片づける」か「新しい机に移る」か「少し前に戻す」 の3択で対応してあげればいいわけです。その3つがまさに、/compact/clear/rewind の3コマンドなんですね。

💡 容量がいっぱいになって完全に止まってしまったときの対処は、別の記事で体験談つきで紹介しています。
ClaudeCodeが急に止まる原因は容量オーバー|新セッションで一発復活した話

このセクションのまとめ
・コンテキスト=AIが一度に覚えられる「机の広さ(容量)」
・会話が長くなると机が埋まり、重く・不安定になっていく
・対処は「片づける/移る/戻す」の3択=3つのコマンド


【3行まとめ】3コマンドの役割を先に結論

くわしい説明の前に、まず結論から。忙しい方はここだけ読めばOKです。3つのコマンドは、それぞれ役割がはっきり違います。

【役割はこの3つ】
/clear(クリア)=会話をリセットして、まっさらから始める
/compact(コンパクト)=これまでを圧縮して要点を残し、そのまま続ける
/rewind(リワインド)=会話を少し前の状態に巻き戻す(2026年7月時点)

ざっくり言うと、「消す(clear)/残して圧縮する(compact)/戻す(rewind)」 の3タイプです。この違いさえつかめば、あとはどの場面でどれを選ぶかを覚えるだけ。この後の章で、1つずつていねいに見ていきましょう。

このセクションのまとめ
・clear=消す/compact=残して圧縮/rewind=戻す
・まず「3タイプがある」とだけ覚えればOK


/clear|会話をリセットして新しく始めるコマンド

まずは /clear から。いちばんシンプルで、思い切りのいいコマンドです。

何をするコマンド?

/clear は、それまでの会話をまるごとリセットして、まっさらな状態から始めるコマンドです。机の上に広げた資料を全部片づけて、何もない広い机に戻すイメージですね。

入力はかんたんで、Claude Codeの入力欄に /clear と打つだけです。実行すると、これまでのやりとりがクリアされ、容量に余裕がある状態から再スタートできます。公式でも、関係のない作業に切り替えるときの整理方法として案内されています(2026年7月時点)。

なお、会話の記録はリセットされますが、それまでに作ったファイルやコードの中身が消えるわけではありません。あくまで「AIとの会話の記憶」がリセットされる、という理解で大丈夫です。

メリットとデメリット

いいところと、気をつけたいところを整理しておきましょう。

メリット:容量がスッキリ空くので、動きが軽くなる。前の作業の情報が混ざらないので、次の作業に集中できる
デメリット:これまでの会話の流れも一緒に消える。同じ話をもう一度説明し直す必要が出ることがある

こんな時に使う/注意すること

/clear が向いているのは、まったく別の作業に切り替えるときです。たとえば「Aという作業がひと段落して、これから関係のないBの作業を始める」ような場面ですね。前の話を引きずらないほうが、AIも迷わず動いてくれます。

⚠️ 注意:/clear大事な文脈(これまでの経緯や決めごと)も一緒に消えます。「まだこの作業を続けたい」ときにうっかり使うと、AIが前の話を忘れてしまい、また一から説明するはめになります。続けたいなら、この後で紹介する /compact のほうが向いています。

このセクションのまとめ
/clear=会話をまるごとリセットして新しく始める
・別の作業に切り替えるときに使うと効果的
・「まだ続けたい」ときに使うと、大事な文脈まで消えるので注意


/compact|文脈を残したまま圧縮して続けるコマンド

次は /compact。「消したくないけど軽くしたい」という、いちばん出番の多いコマンドです。

何をするコマンド?

/compact は、これまでの会話を要点だけ残して圧縮し、容量を空けながら作業を続けるコマンドです。机の上の資料を全部捨てるのではなく、大事なメモだけ残して、こまごました紙は片づけるイメージですね。

入力欄に /compact と打つと、AIがそれまでのやりとりを短く要約し、決めごとや作業中の状態といった大事な部分を残しつつ、細かいやりとりを整理してくれます(2026年7月時点)。だから、同じ作業を止めずにそのまま続けられるのが最大の特長です。

こんな時に使う

/compact が向いているのは、同じ作業をこれからも続けたいのに、会話が重くなってきたときです。「まだこの続きをやりたい、でも動きがもたつく」——そんなときに /compact を挟むと、これまでの流れを保ったまま、また軽快に進められます。

長い作業のときは、区切りのいいタイミングでこまめに /compact するのがおすすめです。ギリギリまで我慢するより、少し余裕があるうちに整理しておくと安定して続けられます。

クロパン
クロパン

ぼくは長い記事づくりのとき、章がひとつ終わるたびに /compact を挟んでいます。流れは残るのに動きが軽くなるので、一日じゅう作業してもへこたれません。

/clear との違い(消す or 残す)

ここが一番のポイントです。/clear/compact は「軽くする」点では似ていますが、中身が残るかどうかがまるで逆です。

くらべる点 /clear(クリア) /compact(コンパクト)
これまでの会話 まるごと消える 要点を残して圧縮
作業の続き 一から説明し直し そのまま続けられる
向いている場面 別の作業に切り替え 同じ作業を続けたい
ひとことで言うと リセット 残して圧縮

迷ったときは、「この作業をまだ続けたいか?」 で考えてみてください。続けたいなら /compact、もう終わって別のことを始めるなら /clear です。

このセクションのまとめ
/compact=要点を残して圧縮し、同じ作業を続けられる
・重くなっても続けたいときの定番。こまめに使うと安定する
/clear(消す)との違いは「残す or 消す」


/rewind|会話を少し前に巻き戻すコマンド

3つめは /rewind。「さっきのあれ、なかったことにしたい」というときの、やり直しコマンドです。

何をするコマンド?

/rewind は、会話を少し前の状態に巻き戻すコマンドです。動画を少し前まで巻き戻すのと同じで、「ここまで戻したい」というところまで会話を戻せます。

入力欄に /rewind と打つと、戻したいところを選ぶメニューのようなものが開き、選んだ地点まで会話を巻き戻せる仕組みになっています(2026年7月時点)。ツールによっては、会話だけでなく、その間にAIが変更したファイルも一緒に元に戻せるようになっているようです。うまくいかなかった作業を、まとめてやり直せるわけですね。

こんな時に使う

/rewind が向いているのは、「さっきの指示、うまくいかなかったからやり直したい」というときです。たとえば、

・お願いした修正が、思っていたのと違う方向に進んでしまった
・何度か直してもらったけど、こんがらがってきたので一度戻したい

こんなときに、失敗する前の地点まで巻き戻して、指示を出し直せます。全部リセットする /clear とは違って、「少しだけ戻す」ができるのがうれしいところです。

⚠️ 仕様は変わることがあります

⚠️ /rewind は比較的新しめの機能で、動きや呼び名、戻せる範囲(会話だけか、ファイルも含むか)が今後変わる可能性があります。この記事は2026年7月時点の一般的な説明です。実際に使うときは、お使いのバージョンの表示や、公式の最新の案内も合わせて確認することをおすすめします。「巻き戻したつもりが、思ったところまで戻っていなかった」といった行き違いを防げます。

このセクションのまとめ
/rewind=会話を少し前の状態に巻き戻すコマンド(2026年7月時点)
・うまくいかなかった作業を「やり直したい」ときに便利
・比較的新しい機能。仕様は変わることがあるので最新は公式で確認


結局どれを使う?迷った時の使い分けフローチャート

3つの役割がわかったところで、いよいよ本題の「使い分け」です。むずかしく考える必要はありません。たった3つの質問に答えるだけで、どれを使えばいいかが決まります。

/compact・/clear・/rewind の使い分けフローチャート スタート「どうしたい?」から3つに分岐。重いけど続けたいなら/compact、別の作業に切り替えなら/clear、さっきの作業をやり直したいなら/rewind。 どうしたい? 重いけど、 この作業は続けたい 別の作業に 切り替えたい さっきの作業を やり直したい /compact 残して圧縮 /clear リセット /rewind 巻き戻す 迷ったら、まず中身の残る /compact から試すのがおすすめ(2026年7月時点)

言葉にすると、こういうことです。

重いだけで、作業は続けたい/compact。要点を残して軽くする
もう終わって、別の作業を始める/clear。まっさらにリセット
さっきの作業をやり直したい/rewind。失敗する前まで巻き戻す

クロパン
クロパン

覚え方はかんたん。「続けたい=compact」「切り替え=clear」「やり直し=rewind」。この3つの合言葉だけ頭に入れておけば、もう迷いません。

このセクションのまとめ
・重いだけ・続けたい → /compact
・別の作業に切り替え → /clear
・やり直したい → /rewind


長く快適に続けるコツと、やりがちな失敗

最後に、3つのコマンドをもっと上手に使って、Claude Codeと長く快適に付き合うコツをお伝えします。クロパンが実際にやっている運用と、正直な失敗談つきです。

大事な情報は「メモ」に残しておく

/clear/compact で会話を軽くすると、どうしても情報の一部は手元から離れます。そこで大事なのが、忘れてほしくない情報は、会話とは別の場所に文章で残しておくことです。

たとえばClaude Codeには、プロジェクトごとのルールや前提を書いておく設定ファイルがあります。ここに「このプロジェクトはこういう決まりで進める」と書いておけば、会話をリセットしても、AIが毎回そこを読んでくれるので、同じ説明を繰り返さずにすみます。

💡 このあたりの「大事な情報の残し方」は、別の記事でくわしく解説しています。
CLAUDE.mdの書き方5ステップ|Claude Codeに毎回同じ説明をやめさせる方法(プロジェクトのルールを残す)
Claude CodeのセッションメモをGoogleドライブでPC間引き継ぎする方法(作業メモを引き継ぐ)

やりがちな失敗|clearで必要な文脈まで消してしまった話

クロパン
クロパン

白状すると、ぼくも一度やらかしました。長い作業の途中で「なんか重いな」と思って、深く考えずに /clear を押しちゃったんです。そうしたら、それまで積み上げてきた細かい取り決めをAIがぜんぶ忘れてしまって…。また一から説明し直すことになって、けっこう時間をロスしました。

この失敗から学んだのは、「続けたい作業のときに、いきなり /clear を押さない」 ということです。あのとき使うべきだったのは、要点を残せる /compact のほうでした。それ以来、大事な前提は先ほど紹介した設定ファイルやメモに残しておくようにして、同じ失敗をしなくなりました。

迷ったら「軽い手」から試す

もうひとつのコツは、迷ったら、いちばん影響の小さい手から試すことです。会話が重くなってきて「どれを使おう…」と迷ったら、まずは中身の残る /compact から。それでも解決しないときに、/clear/rewind を考える。この順番なら、うっかり大事な文脈を失う事故を減らせます。

このセクションのまとめ
・忘れてほしくない情報は、会話とは別に「メモ」で残す
・続けたい作業でいきなり /clear を押すと、大事な文脈まで消える
・迷ったら、まず軽い /compact から試す


よくある質問(FAQ)

Q
/compact すると、前の会話は消えてしまいますか?
A

まるごと消えるわけではありません。/compact は、これまでの会話を「要点を残して圧縮」する動きです(2026年7月時点)。決めごとや作業中の状態といった大事な部分は残しつつ、細かいやりとりが整理されるイメージです。会話をまるごとリセットしたいときは /clear のほうを使います。

Q
/clear と /compact、どちらを使えばいいですか?
A

判断のポイントは「その作業を、まだ続けたいかどうか」です。続けたいなら、中身を残せる /compact。もう終わって別の作業を始めるなら、まっさらにできる /clear です。迷ったら、まずは影響の小さい /compact から試すのがおすすめです。

Q
/rewind で巻き戻したら、元に戻せますか?
A

/rewind は「少し前の状態に戻す」コマンドです(2026年7月時点)。巻き戻しの取り消しができるかどうかは、お使いのバージョンや状況によって変わることがあります。大切な作業を戻す前には、念のため一度立ち止まって、本当にそこまで戻していいかを確認してから実行すると安心です。最新の動きは公式の案内も合わせてご確認ください。

Q
コマンドを打っても、まだ重いときはどうすればいいですか?
A

/compact を試しても重さが取れないときは、思い切って /clear で新しく始めるか、セッション自体を開き直すのが手っ取り早いことがあります。会話が完全に止まってしまった場合の対処は、ClaudeCodeが急に止まる原因は容量オーバー|新セッションで一発復活した話で体験談つきで紹介しているので、あわせて読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました🐼 「続けたいならcompact・切り替えならclear・やり直しならrewind」。この3つの合言葉さえ覚えておけば、会話が重くなっても、もうあわてずにすみます。今日の作業でさっそく試してみてくださいね。

【この記事のまとめ】
/clear=会話をリセット(別の作業に切り替え)
/compact=要点を残して圧縮(同じ作業を続ける)
/rewind=少し前に巻き戻す(やり直したい・2026年7月時点)

【今日からできる1アクション】
次に会話が重くなってきたら、まず /compact と打ってみてください。中身を残したまま動きが軽くなる感覚を一度体験すると、長い作業がぐっとラクになりますよ🐼

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