公開した記事、あとから直したくなること、ありませんか?🐼
誤字を見つけた。料金が変わっていた。タイトルが検索されている言葉とズレている。でも管理画面を開いて、記事を探して、直して、保存して……を記事の数だけ繰り返すのは、正直しんどいです。
この記事では、直したいことを言葉で頼むだけで、AIが記事を取ってきて・直して・戻してくれるやり方を紹介します。2つのブログで合わせて100記事を運営しているクロパンが、実際にやっている手順そのままです。
どの記事を直すか選ぶ話は「リライトする記事の選び方|Search Consoleで10本に絞る【2026】」、新しい記事を投稿する話は「ブログ投稿までClaude Codeにおまかせ|WordPress自動投稿のやり方【2026】」で扱っています。この記事は、すでに公開してある記事を「直す」作業だけを扱います。
① 公開済み記事の修正、管理画面で1本ずつはもう限界
記事が増えてくると、必ずぶつかる壁があります。「書く」より「直す」ほうが回数が多い、という壁です。
①-1 直したいことは、だいたい4種類に集約されます
100記事ぶん直してきて気づいたのですが、あとから直したくなることって、そんなにバリエーションがありません。
・誤字や言い回し:読み返して「ここ変だな」と気づくもの
・古くなった記述:料金・バージョン・年号など、時間が経つと事実と合わなくなるもの
・タイトルと検索語のズレ:自分は「削除」と書いたけど、読者は「アンインストール」と打っていた、というような食い違い
・SEO用の説明文:検索結果に表示される紹介文(メタディスクリプション)が空のままだった、というもの
この4つが直せれば、日々のブログ運営でやりたい修正はほぼカバーできます。
①-2 Before:つらいのは「直す」より「探す」
たとえば「ある言い回しを別の表現に変えたい」と思ったとします。管理画面でやるなら、投稿一覧を開いて、入っていそうな記事を探して、開いて、直して、更新して、また次へ。この繰り返しです。
つらいのは直す作業そのものより、どの記事に入っているのか自分でも覚えていないことです。結局、全部開いて確認することになります。
①-3 After:「この語を全記事で直して」で終わる
いまはこうしています。Claude Code(デスクトップ版アプリ)に、日本語で頼むだけです。
公開済みの記事から「(直したい言葉)」が入っているものを全部さがして、
何本あるか教えて。
これだけで、対象の本数と記事名が返ってきます。実際にぼくがやったときは、17記事に19箇所残っていました。自分では「もう直したはず」と思っていた言い回しです。人の記憶はあてになりません。
そのうえで「この語を(新しい表現)に直して」と頼めば、探す作業ごと消えます。
・あとから直したくなることは4種類(誤字・古い記述・タイトルのズレ・SEO説明文)
・つらいのは「直す」より「どの記事に入っているか探す」ほう
・言葉で頼めば、探す作業ごとなくなる
② 仕組みはかんたん|AIが取ってきて・直して・戻してくれる
「記事を直す」と言っても、AIがブラウザを開いてポチポチしているわけではありません。やっていることは3つだけです。
②-1 Claude Codeがやっている3つのこと
①取ってくる:ブログから、いま公開されている記事の中身をそのまま持ってくる
②直す:頼んだ箇所だけを書き換える
③戻す:書き換えたものを、元の記事に上書きする
大事なのは、①の「取ってくる」を必ずやることです。手元にある古いコピーを上書きすると、あとから足した画像やリンクが消えます。ぼくは実際にこれで画像を消しました。だから毎回、まず取ってくるところから始めます。
②-2 仕組みの名前は覚えなくて大丈夫です
この「取ってきて・戻す」は、WordPressにもともと備わっている入り口を使っています。仕組みの名前としては、REST APIやXML-RPCと呼ばれます(2026年8月時点)。
……と書きましたが、この記事で技術名が出てくるのはここだけです。あなたが覚える必要はまったくありません。 ぼくもプログラミングはできませんし、この名前を打ち込むこともありません。頼むときはいつも日本語です。
②-3 準備するのは「アプリケーションパスワード」1つだけ
AIがあなたのブログに書き込むには、鍵が要ります。WordPressには、こういう用途のために普段ログインに使うパスワードとは別の鍵を発行するしくみがあります。これがアプリケーションパスワードです。
発行したら、Claude Codeが読める場所に保存しておきます。ここで1つだけ、守ってほしいことがあります。
・やっていることは「取ってくる → 直す → 戻す」の3つだけ
・必ず「取ってくる」から始める(古いコピーの上書きは、あとで足したものを消す)
・仕組みの名前は覚えなくてよい。頼むのは日本語
・鍵はログイン用と別に発行し、チャットに貼らない
③ サイトを壊さないための安全手順4つ
ここがこの記事でいちばん大事なところです。
公開中の記事をAIに書き換えてもらうということは、うまくいかなければ、読者に見えている記事が壊れるということでもあります。ぼくも最初のころ、直したつもりが直っていなかったり、直したはずのものが元に戻っていたりしました。
いまは次の4つを必ず守っています。順番も含めて、そのまま真似してもらって大丈夫です。
③-1 直す前に、変更前の状態を保存する
いちばん最初にやることです。直す前の記事の中身を、手元にそのまま保存しておきます。
この記事を直す前に、いまの本文をそのままファイルに保存しておいて。
そのあとで直して。
これを頼んでおくと、もし直した結果が気に入らなくても、保存したものに戻せます。 逆にこれをやっていないと、戻すために記憶をたどって書き直すことになります。1本ならまだしも、10本まとめて直したあとでは無理です。
③-2 1本ずつ確認しながら進める
「全記事まとめて直して」は、最初から使わないでください。まず1本だけ直して、結果を見てから残りに進みます。
理由は、頼み方が思ったとおりに伝わっていないことがあるからです。ぼくが17記事の言い回しを一括で直そうとしたとき、最初の実行ではほとんどの記事で1文字も変わりませんでした。文章としては合っているのに、記事の中の実際の書かれ方と少しだけ違っていて、探しても見つからなかったんです。
もしこれを確認せずに全部流していたら、「直した」と思い込んだまま、直っていない記事を放置していました。1本目で気づけたので、頼み方を変えてやり直せました。
③-3 直したあとに、取り直して確かめる
これがいちばん見落とされます。AIの「できました」は、確認したことにはなりません。

「完了しました!」と返ってきたのに、記事を見に行くと何も変わっていない。これ、何回か経験しました。しかも困ったことに、直した直後は変わっているのに、しばらくすると元に戻っていたこともあります🐼
なので、直したあとに必ずこう頼みます。
いま直した記事を、もう一度ブログから取り直して、
直したかった箇所がちゃんと変わっているか見せて。
「直したよ」という報告ではなく、取り直した実物を見せてもらうのがポイントです。この考え方は「AIの「できました」を鵜呑みにしない検証術|実物を確かめる3原則【2026】」に詳しく書きました。ここだけは面倒でも省かないでください。
③-4 URL(スラッグ)は変えない
タイトルを直したくなると、つい「URLもキレイにしたい」と思うのですが、URLは変えないでください。
URLを変えると、これまでそのURLで来ていた人がたどり着けなくなります。自分の他の記事から貼ったリンクも、SNSでシェアされたリンクも、全部切れます。検索結果に出ていた実績も、いったんリセットに近い状態になります。
タイトルとURLは別ものです。タイトルは何度直しても大丈夫。URLは最初に決めたら触らない。 ぼくは古い記事のURLが気に入らないままですが、それでも変えていません。
・①直す前に保存 → 戻せる状態を作ってから始める
・②1本ずつ → 頼み方が伝わっているかを1本目で確かめる
・③取り直して確認 → 「できました」ではなく実物を見る
・④URLは変えない → タイトルは自由、URLは触らない
④ 実行レシピ①|1本の記事を直す頼み方
ここからは実際の頼み方です。まずは1本を直すところから。そのままコピーして使えます。
④-1 誤字や言い回しを直す
いちばん多いのがこれです。記事名(またはURL)を伝えて、直したいことを言葉で書くだけです。
(記事のURL)の記事を取ってきて、
誤字と読みにくい言い回しだけ直して。
内容や主張は変えないで、直した箇所は一覧で見せて。
ポイントは「内容や主張は変えないで」を必ず入れることです。これを書かないと、良かれと思って文章全体を書き直されることがあります。自分の書いたものではなくなってしまうと、直したのか壊したのか分からなくなります。
自分の文章の型をあらかじめAIに渡してある場合は、それに合わせて直してもらえます。型の作り方は「AIに文章の型を覚えさせる5ステップ|100記事ぶんの試行錯誤【2026】」で紹介しています。
④-2 古くなった記述(料金・バージョン・年号)を直す
時間が経つと事実と合わなくなる部分です。ここは直す前に、正しい値を自分で確定させてから頼みます。
(記事のURL)の記事を取ってきて、
「(古い記述)」を「(新しい記述)」に直して。
他の箇所は触らないで、直した前後を見せて。
⚠️ 「最新の情報に直しておいて」と丸投げしないでください。 記事に書く数字は、公式ページで自分が確認したものだけにしています。ここを省くと、堂々と間違ったことを書いた記事ができあがります。
④-3 タイトルと検索語のズレを直す
意外に効くのがこれです。自分が使った言葉と、読者が検索窓に打つ言葉が、違っていることがあります。
ぼくの場合、あるハウツー記事のタイトルに「削除」と書いていました。でも実際に検索されていたのは「アンインストール」でした。言葉を1つ変えただけで、探している人に届く記事になります。このとき直した記事が「Claude Codeをアンインストールする5ステップ|CLI版を正しく削除【2026】」です(いまのタイトルは直したあとの形)。
(記事のURL)の記事のタイトルを、
「(いま使っている言葉)」ではなく「(読者が検索している言葉)」が
先に来るように直して。URL(スラッグ)は変えないで。
最後の「URLは変えないで」を、毎回このまま入れておくと安全です。
なお、どの記事のタイトルを直すべきかは、なんとなくで決めないほうがいいです。データを見て選ぶ方法は後半で触れます。
・記事のURLを伝えて、直したいことを日本語で書くだけ
・「内容や主張は変えないで」を毎回入れる(書き直され防止)
・新しい値は自分で確認してから渡す(丸投げしない)
・タイトルを直すときは「URLは変えないで」をセットで
⑤ 実行レシピ②|複数の記事をまとめて直す頼み方
1本で手応えがつかめたら、まとめて直せるようになります。ここからが本当にラクになるところです。
⑤-1 まずは「何本あるか」だけ聞く
いきなり直させません。最初に数えてもらいます。
公開済みの記事から「(直したい言葉)」が入っているものを全部さがして、
記事名と、それぞれ何箇所あるかを一覧で見せて。まだ直さないで。
「まだ直さないで」を必ず入れてください。これがないと、確認する前に直り始めます。
ここで返ってきた一覧を見ると、たいてい自分の想像より多いです。ぼくが古い言い回しを探したときは、直したつもりでいたのに17記事に残っていました。この時点で「あ、記憶はあてにならないな」と分かります。
⑤-2 1本で試してから、残りに広げる
一覧が出たら、そのうち1本だけを指定して直してもらいます。結果を見て、意図どおりなら残りに進みます。
さっきの一覧のうち、(記事名)だけを直して。
直す前の本文は保存しておいて、直したあとに取り直して結果を見せて。
意図どおりだったら、はじめて全部に広げます。
同じやり方で、残りの記事も直して。
1本ずつ、直したあとに取り直して確認しながら進めて。
直せなかった記事があれば、直さずにそのまま報告して。
最後の一文が効きます。直せなかったものを勝手に「それらしく」直されるのがいちばん困るからです。「できませんでした」と正直に返ってくるほうが、後始末がずっとラクです。
・「まだ直さないで」=先に数えてもらう
・1本で試す → 意図どおりなら残りへ
・「直せなかったらそのまま報告して」を必ず添える
⑥ 実行レシピ③|SEOの説明文を設定する頼み方
最後は、意外と空っぽのまま放置されがちなところです。
⑥-1 SEOの説明文=検索結果に出てくる紹介文
検索したとき、記事タイトルの下に2〜3行の説明が出ますよね。あれです(メタディスクリプションと呼ばれます)。
ここが未設定でも記事は普通に公開できてしまうので、気づかないまま何十本もたまっていることがあります。 ぼくも、あとから確認して空だった記事がいくつも見つかりました。読者が「開くかどうか」を決める場所なので、埋めておく価値があります。
⑥-2 設定を頼む+必ず読み返してもらう
(記事のURL)の記事の内容をもとに、
検索結果に出る説明文を120〜160字で作って設定して。
設定したあと、ちゃんと保存されているか取り直して見せて。
⚠️ ここで「取り直して見せて」がとくに重要です。理由は、この説明文は記事本文とは別の場所に保存されるしくみになっていて、「設定しました」と返ってきたのに、実際には空のままということが起こりうるからです。ぼくは公開してからそれに気づいたことがあります。
なお、保存される場所はテーマによって違います。自分で調べる必要はありませんが、設定したあとに空でないことを目で確かめる、ここだけ習慣にしてください。
・検索結果の紹介文は、空でも公開できてしまう=気づかず放置されやすい
・120〜160字を目安に作ってもらう
・「設定しました」を信じず、取り直して空でないことを確認する
⑦ 直した記録を残して、次に直す記事を選ぶ
直して終わり、にしないための最後のひと手間です。
⑦-1 「いつ・どこを・なぜ直したか」を1行だけ残す
直したあとに、こう頼んでおきます。
いま直した内容を、記事名・直した箇所・直した理由の3つで
1行にまとめて、記録用のファイルに追記して。
これがあると、次に同じ記事を直すときに「前回どう考えて直したか」から始められます。 記録がないと、毎回ゼロから読み直すことになります。ぼくは以前、直したはずの箇所をもう一度直そうとして、時間を無駄にしたことがありました。
⑦-2 どれを直すかは、勘ではなくデータで決める
直せるようになると、今度は「どれを直すか」が問題になります。ここは気合いではなく数字で決めます。表示されていない記事をどれだけ磨いても、読む人がいないからです。選び方は「リライトする記事の選び方|Search Consoleで10本に絞る【2026】」にまとめました。
直す技術(この記事)と、直す対象の選び方(あちらの記事)はセットです。 両方そろって、はじめて記事が育ちます。
ブログ作りの全体像のなかで、この作業がどこに位置するのかは「Claude Code ブログ自動化5STEP|100記事書いた非エンジニアの全体像」で地図にしてあります。
・直したら1行だけ記録を残す(次に直すときの出発点になる)
・どれを直すかは数字で選ぶ
・「直す技術」と「選び方」はセットで効く
⑧ よくある質問(FAQ)
- Q無料でできますか?
- A
Claude Code自体は有料プランでの利用が前提です(2026年8月時点)。WordPress側の追加費用はかかりません。プラグインを新しく入れる必要もありません。
- Qプラグインの一括置換と何が違いますか?
- A
置換は「同じ文字を機械的に置き換える」動きです。こちらは「言い回しを自然に直して」「この記事に合う説明文を作って」のように、判断が要る直し方も頼めるのが違いです。
- Q間違った直し方をしてしまったら、元に戻せますか?
- A
直す前に本文を保存していれば戻せます。保存していない場合は、WordPressの「リビジョン(過去の版)」から戻せることもあります。保存を先にやる習慣がいちばん確実です。
- Q「直しました」と言われたのに、記事が変わっていません。
- A
よくあります。もう一度取り直して確認し、変わっていなければ、少し時間をあけてからやり直してください。それでも変わらないときは、頼み方の文字列が記事の中の書かれ方と食い違っている可能性があります。


