こんにちは、上海在住パンダ🐼です(上海歴20年)。
「家PCと会社PCの両方でClaudeCodeを使っているけれど、Googleドライブの同期が間に合わなくて毎回モヤモヤする…」そんな悩み、ありませんか?
ClaudeCodeは、引き継ぎメモやMEMORYファイルを工夫すれば、家PCと会社PCの間でセッションを技術的には同期できます。Googleドライブで共有フォルダを置く・スクリプトで揃える・チャット履歴をコピペで持ち越す…どれも「できる」のは確かです。
ただ、毎日ClaudeCodeを使っていると、その「同期の管理」自体が地味に重くなってきます。同期タイミングのズレ・メモの整合性チェック・MEMORYファイルの分離・引き継ぎメモの二重化など、小さな問題が積み重なるからです。長期で使っている人ほど、この管理コストに気づき始めます。
そこで本記事では「同期を頑張る」のではなく、そもそも作業するPCを家PC1台に集約してしまう方向の解決策を紹介します。家PC(メインPC)を1台に集約して、会社PC(遠隔側PC)から遠隔操作するだけで使う構成を、5ステップで全部見せます。専門用語は途中で説明するので、ClaudeCodeを触り始めたばかりの方でも安心して進めてください😊
私自身、ClaudeCode環境を2台運用していて毎週のように事故っていたのですが、この記事の方法に切り替えてから「同期待ちゼロ」「セッションメモが1か所」の世界に来られました。同じ悩みのあなたに、再現できる手順としてお届けします👇
この記事でわかること
・ClaudeCodeのセッション同期は「できるけど管理が大変」になる理由
・Tailscale+RDPで家PCに集約して同期問題を消す具体的5ステップ
・つまずきやすい3つのポイントと回避方法
① ClaudeCodeの同期は「できる」けど、毎日使うと管理が大変な話
家PCと会社PCの両方でClaudeCodeを動かしたい、というニーズはよくあります。冒頭でも書いたとおり、同期そのものは技術的にはできます。Googleドライブで共有フォルダを置き、引き継ぎメモやMEMORYを揃え、必要なら同期スクリプトも組めます。
ただ、これを「毎日・長期で続ける」となると、小さな問題が積み重なって管理が一気に重くなります。使用頻度が高い人ほど、この管理コストに最初にぶつかります。私が実際にぶつかった3つを正直に書いていきます。
①-1 Googleドライブ同期が「最新」になるまで待てない問題
家PCで作業を終えて「よし、明日は会社PCの昼休みに続きをやろう」と思っても、いざ会社PCで開くと昨夜の編集内容が反映されていないことが、本当によく起こります。
原因はシンプルで、Googleドライブの同期が完了する前にPCをスリープしたり、Chromeの「×」ボタンで閉じたりしているからです。アイコンが「最新の状態です」になるまで待たないといけないのですが、毎回そんな確認をしてからシャットダウンする…って、3日も続けば忘れます😅
結果、会社PCで「あれ?昨日書いた下書きどこ?」と探し回って、昼休みが消えていくわけです。
①-2 ClaudeCodeのセッション履歴・MEMORYは同期できるけど整合性チェックが地味に重い
ここがいちばん管理コストが効いてくる部分です。ClaudeCodeは「あなたが過去にどんな会話をしたか」を覚えていてくれるセッション履歴と、MEMORYというメモ機能を持っていますが、これらは原則PCローカル(そのPCの中だけ)に保存されます。Googleドライブで共有フォルダに寄せたり、同期スクリプトを書けば同期そのものは可能です。
ただ実運用では、こんな細かい問題が次々出てきます。
・家PCで更新したMEMORYが、Googleドライブ同期前に会社PCで読まれてズレる
・ClaudeCodeはプロジェクトを「絶対パス」で識別するので、家PC(Administrator)と会社PC(admin)でユーザー名が違うと、同じフォルダでも別プロジェクト扱いになって追加調整が必要
・引き継ぎメモを両PCで書き分けると、どちらが最新かを毎回確認する手間が出る
・MEMORYファイルを完全同期するスクリプトを書いても、メンテと例外対応が積み重なる
1つ1つは小さな問題なのですが、毎日ClaudeCodeを使う人・長期で運用している人ほど、この「整合性を保つための地味な確認」がボディブローのように効いてきます。
①-3 引き継ぎメモ・台帳の更新漏れが3日後に事故化する
私の場合、複数の管理用MDファイル(いわゆる「台帳」)を運用していたのですが、家PCで更新したつもりが、Googleドライブ同期のタイミングがズレて会社PCに反映されておらず、3日後に気づいて青ざめるみたいなことが起きていました。仕組み上は同期されているはずなのに、「同期管理が甘くなって事故る」パターンです。
「同期完了を毎回確認する」「両PC用のルールをCLAUDE.mdに追記する」と頑張ってきましたが、結局は人間の運用に依存するので、長期で続けると必ずどこかで漏れます。
ここで気づいたのが、そもそも作業するPCを1台に絞ってしまえば、同期管理という作業自体が消えるということ。家PCをメインに据えて、会社PCからは遠隔操作で家PCに繋ぐ。この発想で全部スッキリしました。
H2①まとめ:2台運用で「同期管理」が重くなる3つの理由
・Googleドライブ同期は可能だが、タイミングのズレで「昨日の作業」が会社PCに反映されない事故が起きる
・ClaudeCodeのMEMORYはファイル同期できるが、絶対パス・整合性の調整で管理コストが増える
・台帳・引き継ぎメモは同期できるが、更新漏れが3日後に事故化する
→ 結論:同期は技術的にできるが、毎日使う人ほど管理が重くなる。作業PCを1台に絞れば、同期管理そのものが不要になる
② 家PC(メインPC)に集約+会社PC(遠隔側PC)から接続する全体像
「遠隔操作」と聞くと、なんだか企業のIT部門っぽくて怖いですよね。でもこの章を読み終わるころには「あ、自分でもできそう」と思えるはずです。まずは登場人物(用語)を3つだけ押さえましょう。
②-1 そもそもRDP・Tailscale・VPNって何?(用語解説)
これから何度も出てくる3つの用語を、初めて聞く方にもわかるようにかみ砕いて解説します。
① RDP(リモートデスクトップ)
Windowsに最初から入っている「他のPCの画面を、自分のPCに映して操作する」機能です。家PCの画面が、そのまま会社PCのモニターに映ると思ってください。マウスもキーボードも、家PCを直接触っているのと同じ感覚で動かせます。Windows 10 Proに標準搭載されているので追加料金ゼロです。
② VPN(ブイピーエヌ)
「離れた場所にあるPC同士を、安全な専用トンネルで繋ぐ仕組み」です。会社PCから家PCに直接アクセスしようとすると、世界中のインターネットを経由するので危ないのですが、VPNで繋ぐと自分専用の通り道ができて、外から覗かれません。
③ Tailscale(テイルスケール)
そのVPNを「ボタン1つで作れる」便利なサービスです。本来VPNの設定はネットワーク知識が必要で難しいのですが、Tailscaleは家PCと会社PCに同じGoogleアカウントでログインするだけで、自動で安全な通り道を作ってくれます。個人利用なら無料プラン(Personal)で十分です(公式仕様の詳細はFAQで触れます)。
この3つを組み合わせると、「Tailscaleが家PCと会社PCの間に安全なトンネルを作る → そのトンネルの中をRDPが通って画面を映す」というイメージになります😊
②-2 候補6つを比較|なぜTailscale+RDPに決めたか
実は遠隔操作ツールは候補がたくさんあります。私が比較したのは次の6つです。
| ツール | 月額 | 設定難易度 | 個人利用 |
|---|---|---|---|
| Chrome リモートデスクトップ | 無料 | 簡単 | OK |
| Microsoftリモートデスクトップ(RDP単体) | 無料 | 中(Pro必須) | OK |
| AnyDesk | 無料(個人) | 簡単 | 無料版は商用NG |
| TeamViewer | 無料(個人) | 簡単 | 商用判定が厳しい |
| Splashtop | 月1,800円〜 | 簡単 | OK |
| Tailscale+RDP | 無料 | 中 | OK |
結論としてTailscale+RDPを選びました。理由は3つ。
①完全無料でランニングコストがかからない
②Windows標準のRDPを使うので画面の反応が軽快
③Tailscaleで自分専用のVPNが張れるのでセキュリティが高い
Chromeリモートデスクトップも有力候補だったのですが、画面反応が少しもっさりするのと、Googleの通信状況に依存する点が気になり、Tailscale+RDPに落ち着きました。
②-3 メリット:完全無料・Windows標準・セキュアなVPN経由
Tailscale+RDPに切り替えると、こんないいことが起きます。
・月額費用ゼロで、追加コストなしに続けられる
・家PCのClaudeCodeセッション・MEMORYが常に1か所にあるので、同期管理が原理的に不要になる
・Tailscaleの自動VPN経由なので、外出先からアクセスしても通信が暗号化されている
・Windows標準のRDPを使うので、画面の反応が軽快で執筆・コーディングも快適
逆に注意点としては、家PCを「常時起動」にしておく必要があるので、電気代が少し増えます。私の体感だと月100円〜200円程度の差で、ChatGPTのサブスク1日分にもなりません。
②-4 用意するもの(家PC・会社PC共通の自分のGoogleアカウントだけ)
準備物は驚くほど少ないです。
・家PC(メインPC):Windows 10 Pro以上(Homeの場合の対処はFAQで触れます)
・会社PC(遠隔側PC):Windows 10以上(Home/Proどちらでも可)
・自分のGoogleアカウント1つ(Tailscaleログイン用)
これだけです。新しいソフトを買ったり、月額契約を結んだりは一切不要です。
③ STEP1〜STEP3|家PC(メインPC)側の準備
ここから実際の手順に入ります。STEP1〜3は家PCの前で作業してください。会社PCはまだ触らなくてOKです。
③-1 STEP1:家PCのスリープ・休止を無効化して常時起動にする(ClaudeCodeに丸投げOK)
遠隔操作するときに家PCがスリープしていたら、会社PCから繋がりません。なので最初に「家PCはずっと起きていてね」と設定します。
「設定を変えるのは難しそう…」と思うかもしれませんが、以下のプロンプトを家PCのClaudeCodeに貼り付けるだけで、ClaudeCodeが自動で全部やってくれます。😊

家PCでClaudeCodeを開き、以下のプロンプトをそのまま送ってください。
【プロンプト】 家PCのスリープと休止を完全に無効化してください。 具体的には管理者権限のPowerShellで以下を実行してください: powercfg /change standby-timeout-ac 0 powercfg /change hibernate-timeout-ac 0 powercfg /h off 実行後、「設定 → 電源とスリープ」で「画面を切らない/スリープしない」になっているかも教えてください。 【プロンプトここまで】
ClaudeCodeが管理者権限のPowerShellを内部で立ち上げて、3行のコマンドを順番に実行してくれます。
1行目:電源接続中はスリープに入らない
2行目:電源接続中は休止状態に入らない
3行目:休止機能そのものを無効化
ClaudeCodeが「エラーなく完了しました」と返してくれて、設定アプリの「電源とスリープ」でスリープ項目が「なし」になっていれば完了です。

③-2 STEP2:家PCのリモートデスクトップ(RDP)を有効化+ファイアウォール開放
次は、家PCに「他のPCから接続してもいいよ」と許可を出します。これもClaudeCodeに以下のプロンプトを送れば自動でやってくれます。
【プロンプト】 家PCのリモートデスクトップ(RDP)を有効化して、ファイアウォールの3389番ポートを開放してください。 管理者権限のPowerShellで以下を順番に実行してください: Set-ItemProperty -Path "HKLM:\System\CurrentControlSet\Control\Terminal Server" -Name "fDenyTSConnections" -Value 0 Set-ItemProperty -Path "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp" -Name "fEnableWinStation" -Value 1 New-NetFirewallRule -DisplayName "RDP-Allow-3389" -Direction Inbound -Protocol TCP -LocalPort 3389 -Action Allow エラーなく通ったら、設定が完了したことと、次に家PCの再起動が必要であることを教えてください。 【プロンプトここまで】
ClaudeCodeがやってくれているのは次の作業です。
1〜2行目:Windowsのレジストリ(設定の奥にある記録帳)に「RDP接続OK」と書き込み
3行目:ファイアウォール(PCの門番)に「3389番という入り口を開けてね」と設定
再起動後、家PCのClaudeCodeで以下のプロンプトを送って、RDPが正しく待ち受けているか確認してもらいましょう。
【プロンプト】 家PCのRDPポート(3389)が正しくListen状態になっているか確認してください。 PowerShellで以下を実行して、結果を貼り付けて教えてください: Get-NetTCPConnection -LocalPort 3389 Stateの列に「Listen」が表示されていれば成功です。 【プロンプトここまで】
ClaudeCodeが「Stateは Listen です」と返してくれればOK。「家PCの3389番ドアが開いて待機中」という意味です。

③-3 STEP3:家PCのAdministratorパスワードを設定する
RDPで接続するときには、家PCのWindowsログインユーザー(Administrator)のパスワードが必要です。「パスワードを設定してなかった」「思い出せない」という場合は、ここで設定しましょう。
「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」→「パスワード」から、自分で設定したものを登録します。

ここまでで家PC側の下準備は終わり。次はTailscaleで「家PCと会社PCを繋ぐ専用トンネル」を作っていきます。
H2③まとめ:家PC側の準備3ステップ
・STEP1:スリープ・休止を無効化(PowerShell 3行)
・STEP2:RDPを有効化+ファイアウォール3389番を開放(設定後は必ず再起動)
・STEP3:Administratorパスワードを設定(強固なものを推奨)
④ STEP4〜STEP5|Tailscaleで家PC(メイン)と会社PC(遠隔側)を繋ぐ
いよいよ本丸のTailscaleの設定です。難しそうに見えますが、インストールしてGoogleアカウントでログインするだけなので、本当にあっさり終わります。
④-1 STEP4:家PC(メインPC)にTailscaleをインストール+Googleアカウントでログイン
家PCで作業します。

① 家PCのブラウザで https://tailscale.com/download/windows を開く
② 「Download Tailscale for Windows」をクリックしてインストーラーをダウンロード

③ ダウンロードが完了すると、ブラウザの通知エリアにtailscale-setup.exeが表示されるので、ダブルクリックして実行

④ インストーラーが起動するので、ライセンス契約に同意して「Install」をクリック

⑤ Welcome画面が表示されたら「Get started」をクリックして次へ進む
⑥ 「Installation Successfully Completed」と表示されたら「Close」をクリックしてインストール完了
⑦ 画面右下のタスクトレイにTailscaleのアイコンが表示されたら、アイコンを右クリック →「Log in…」を選択
⑧ ブラウザが開くので、自分のGoogleアカウントでログイン



ログインに成功すると、Tailscaleの管理画面に家PCのデバイス名(Tailscaleが自動で命名してくれます)と、100.x.x.x で始まる専用IPアドレスが表示されます。このIPアドレスが「家PCの遠隔操作用住所」になります。
④-2 STEP5:会社PC(遠隔側PC)にも同じアカウントでログイン→IP(100.x.x.x)が自動付与
次は会社PCに行きます。手順は家PCとほぼ同じです。
① 会社PCのブラウザで https://tailscale.com/download/windows を開く
② インストーラーをダウンロード→実行
③ タスクトレイのTailscaleアイコンを右クリック →「Log in…」
④ 家PCと同じGoogleアカウントでログイン
ここがポイントで、家PCと同じアカウントでログインすることで、Tailscaleが「この2台は同じ持ち主だ」と認識して、勝手に専用VPNトンネルを作ってくれます。


ログイン成功後、Tailscaleの管理画面を見ると、家PCと会社PCの2台がリストに並んでいるはずです。それぞれに100.x.x.xのIPアドレスが自動で割り当てられています。
④-3 接続テスト:会社PCからmstsc→100.x.x.xを入力→Administratorで接続成功
ついに会社PCから家PCに繋ぐ瞬間です🐼



Administrator+パスワードを入力① 会社PCでWin + Rキーを同時押し→「ファイル名を指定して実行」が開く
②mstscと入力して「OK」をクリック→リモートデスクトップ接続のダイアログが開く
③ 「コンピューター」欄に、家PCのTailscale IP(100.x.x.xの数字)を入力
④ 「接続」をクリック
⑤ ユーザー名Administrator、パスワードはSTEP3で設定したものを入力
⑥ 「証明書の警告」が出たら「はい」をクリック
家PCのデスクトップが会社PCの画面いっぱいに表示されたら成功です🎉

⑤ つまずきポイント3つと解決方法(実体験)
ここまでスッと進めばいいのですが、私自身ハマったポイントを3つ共有します。同じ場所で詰まったら、思い出してみてください。
⑤-1 ポート3389がListenしない→家PC側のレジストリ変更後はPC再起動必須
症状:STEP2のClaudeCode実行が成功したのに、確認プロンプト(Get-NetTCPConnection -LocalPort 3389)で何も返ってこない(3389番ドアが開いていない)。
原因:Windowsのレジストリ(設定の奥にある記録帳)を変更したあとは、PCを完全に再起動しないとRDPサービスが起動しません。
解決:家PCを一度シャットダウンして再起動してください。「再起動」ボタンでもOKです。再起動後、家PCのClaudeCodeにもう一度確認プロンプトを送って、State: Listenと返ってくれば解決です。
私はここで「設定はしたのに繋がらない…」と2時間ほど悩み、再起動したら一瞬で直りました。レジストリ変更後は必ず再起動、これは覚えておいて損なしです。
⑤-2 「IPが見つかりません」エラー→会社PC側でWin+R直接入力ではなくmstscダイアログに入れる
症状:会社PCのWin + Rの画面に直接100.x.x.xのIPを入力したら、「100.x.x.xというPCが見つかりません」とエラーが出る。
原因:Win + Rは「コマンドを実行する画面」であって、「PCに接続する画面」ではありません。IPアドレスをそのまま入れてもWindowsは「そんなコマンドは知らない」と判断します。
解決:次の順番を守ってください。
①Win + Rを押す
② mstscと入力してOK(mstsc=Microsoft Terminal Services Client、リモートデスクトップ接続を起動するコマンド)
③ 開いたリモートデスクトップ接続ダイアログの「コンピューター」欄に100.x.x.xを入れる
これだけで繋がります。私はNLA無効化・パスワード変更まで疑って試して、最終的に原因がこれだったときに脱力しました😅
⑤-3 接続安定後にやるべきセキュリティ強化(NLA再有効化・パスワード強化)
接続が無事に成功したら、最後にセキュリティを強化しておきましょう。Tailscale経由なので外部攻撃のリスクは低いのですが、念のための保険です。
① NLA(ネットワークレベル認証)の再有効化
接続テストを簡単にするため、NLAという「接続前に認証する仕組み」を一時的に切っている可能性があります。安定したら、家PCのClaudeCodeに以下のプロンプトを送って戻しておきましょう。
【プロンプト】 家PCのRDPで、NLA(ネットワークレベル認証)を再有効化してください。 管理者権限のPowerShellで以下を実行してください: Set-ItemProperty -Path "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp" -Name "UserAuthentication" -Value 1 実行後、設定が反映されたことを確認して教えてください。 【プロンプトここまで】
② Administratorパスワードの強化
STEP3で仮のパスワードを設定した場合、ここで強固なものに変えておきましょう。英大文字・小文字・数字・記号を混ぜた12文字以上を推奨します。
「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」→「パスワード」→「変更」から自分で設定したものに更新できます。
これでセットアップは完全に終了です。お疲れ様でした🐼
⑥ 1台集約で得られた効果|ClaudeCode環境のビフォーアフター
私自身、この5ステップに切り替えてからの2週間で、ClaudeCodeの作業環境が劇的に変わりました。具体的なビフォーアフターを正直に書きます。
⑥-1 同期待ちゼロ・家PCのセッション記憶が常に最新
ビフォー:夜に家PCで作業終了→Googleドライブ同期完了を祈る→翌日会社PCで開く→「あれ、昨日の変更が無い…」→同期完了を待って5分ロス、を週3回。
アフター:会社PCでmstsc起動→100.x.x.x入力→家PCのデスクトップが目の前に。昨夜の作業がそのまま続きから再開できる。同期待ちという概念が消えました。
限られた作業時間で「待ち」がゼロになるのは、想像以上に大きいです。
⑥-2 ClaudeCodeのmemoryが家PC1か所に統一されて事故が消えた
ビフォー:家PCのClaudeCodeのMEMORYに「この記事はこういう方針で書く」と書いておいたのに、会社PCのClaudeCodeがそれを読まずに別方針で書き始めて、後で気づいて全部書き直し。
アフター:ClaudeCodeを動かすPCは家PC1台だけになったので、MEMORYは常に1か所。会社PCから遠隔操作している時間も、ClaudeCodeから見れば「家PCのいつものセッション」なので、MEMORYを完全に読んでくれます。
「家PCと会社PCでClaudeCodeの返答が違う」という根本的なモヤモヤが、構造的に解消されました。
⑥-3 引き継ぎメモ・台帳の重複・消失がなくなった
ビフォー:家PCで台帳を更新→Googleドライブ同期前にPCシャットダウン→会社PC側に古い台帳が残る→会社PCでも更新→競合発生→片方の変更が消える。同じ日付の引き継ぎメモが2バージョン生まれることも。
アフター:ファイル更新は家PC1台でのみ発生するので、競合が原理的に起きません。引き継ぎメモも台帳も「最新版が常に1ファイル」。シンプルすぎて、なぜ今までこうしなかったのかと自問するレベルです。
⑦ よくある質問(FAQ)
最後に、私が実際に聞かれることが多い質問にお答えします。
- QTailscaleの無料プランで足りますか?
- A
はい、個人利用なら無料プランで完全に足ります。Tailscaleの無料プラン(Personal)は、2026年4月の改定で大幅に拡張されました:
・デバイス数:無制限(旧20台→無制限に大幅拡張)
・無制限のサブネット
・ユーザー数:6ユーザーまで(旧3ユーザーから拡張)
という規模なので、個人で家PCと会社PC(と、もしあればスマホ・タブレット)を繋ぐくらいの用途では、有料プランに進む必要はまずありません。私も無料プランのまま運用しています。
- Q家PCはWindows Homeでも使えますか?
- A
⚠️ 家PCをRDPで「接続される側(サーバ)」にするには、Windows 10/11 Pro以上が必要です。Home版にはRDPサーバ機能が入っていません。
家PCがWindows Homeの場合の代替案は3つあります。
① Windows Proにアップグレード(公式で約13,000円、Microsoftストアから可能)
② Chrome リモートデスクトップを使う(無料・Home可・ただし反応速度はRDPより少し遅い)
③ AnyDeskを使う(無料・Home可・個人利用に限る)
私のおすすめは、長期でClaudeCodeを使い続けるならProにアップグレードです。一度払えば追加費用ゼロで、Tailscale+RDPの軽快さは他のツールを圧倒します。
- Q海外から日本の家PCに繋いでも安定しますか?
- A
はい、日本国内であればまず問題なく安定します。国内移動(東京→大阪など)はもちろん、出張先のホテルWi-Fi・カフェのフリーWi-Fiからの接続でも、Tailscaleの無料プランで実用速度が出るという報告が多いです。
回線品質に依存するので、出先で繋ぐときは接続先のWi-Fi速度を事前に確認しておくと安心です。一部の国や地域ではTailscaleの通信自体が制限されることがあるため、海外渡航時にも使いたい方は、渡航前に現地での利用可否を確認しておくとよいです。
- Qセキュリティは大丈夫?
- A
はい、むしろ普通のリモートデスクトップより安全です。理由は3つ。
① Tailscaleが自動でVPN(暗号化トンネル)を張るので、通信内容が外から覗かれない
② 同じGoogleアカウントでログインした端末しか接続できないので、IPアドレスが漏れても他人は入れない
③ RDPのポートをインターネットに直接公開していないので、世界中からの不正アクセス試行を受けない
さらに本記事のH2-5でNLA再有効化・パスワード強化を行えば、個人ユースで必要なレベルのセキュリティは十分確保できます。
ここまで読んでくださってありがとうございました🐼
「2台PCの同期で疲れた」「ClaudeCodeのMEMORYがバラバラで困った」というあなたが、この記事の5ステップで「家PC1台に集約された快適な世界」に来られることを願っています。
もしどこかでつまずいたら、H2-5の「つまずきポイント3つ」をもう一度見直してみてください。私が実際にハマって解決した手順なので、きっと同じところで詰まるはずです😊
それでは、よいClaudeCodeライフを!上海から応援しています👇
この記事のまとめ(5ステップ復習)
・STEP1:家PCのスリープ・休止を無効化(PowerShell 3行)
・STEP2:家PCのRDP有効化+ファイアウォール開放(設定後は必ず再起動)
・STEP3:家PCのAdministratorパスワード設定
・STEP4:家PCにTailscaleインストール+Googleログイン
・STEP5:会社PCに同じGoogleアカウントでログイン → mstscで100.x.x.xに接続
→ 同期待ちゼロ・MEMORY統一・台帳事故ゼロの世界へ🐼
この記事を書いた人|クロパン🐼
上海歴20年・素人ながらClaudeCodeを毎日業務に投入。「難しそう…」を「やってみたら意外と簡単」に変える解説を発信中。ブログ自動化・PC同期・遠隔操作の実体験ベースで書いてます。
→ クロパンの詳しいプロフィールを見る
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・【保存版】Claude Codeを会社PC・家PCで完全同期する3ステップ
・【保存版】Claude CodeのセッションメモをGoogleドライブでPC間引き継ぎする方法
・【図解】Claude Codeを2台のPCで使う全体像|GoogleドライブでつなぐPC間同期

