「記事は増えたのに、アクセスがほとんど増えない」
「リライトした方がいいのは分かるけど、どれから直せばいいのか分からない」
そんなところで止まっていませんか。ぼく(クロパン🐼)もまったく同じでした。運営しているブログは2つ、記事は合計81本。全部を見直す時間なんて、どこにもありません。
そこでSearch Consoleの数字を見てみたら、いま直す価値がある記事は10本だけだと分かりました。この記事では、その絞り込み方をパンダでもわかるように順番に説明します。プログラミングの知識は使いません。

「全部リライトしなきゃ」と思っていた時期が、いちばん手が止まっていました🐼 減らし方が分かってから、やっと動けるようになったんです。
① 結論:リライトすべき記事は、思っているよりずっと少ない
【3行まとめ】
・直して意味があるのは「検索結果に出ている記事」だけです
・見る数字は 表示回数・平均掲載順位・クリック率 の3つでじゅうぶんです
・ぼくの場合、合計81本のうちリライト対象は10本でした
先に結論です。ブログのリライトは、全部の記事にやる必要はありません。というより、やらなくていい記事の方がずっと多いです。
理由はシンプルで、検索結果に出ていない記事は、どれだけ中身を良くしても読者の目に触れないからです。順位が上がる下がる以前に、まだ土俵に上がっていない状態なんですね。
ぼくが2026年4月16日ごろから7月16日までの3ヶ月分をSearch Consoleで確認したところ、このブログの数字はクリック156・表示3,110・平均掲載順位7.6でした。記事数はブログ2つで合計81本。この81本を1本ずつ突き合わせて、いま手を入れる価値があると判断できたのは10本だけでした。
「全部やらなきゃ」と思い込んでいた作業の大半は、そもそもやらなくていい作業だったわけです。
この記事のゴールは、直す記事を増やすことではなく減らすことです。
② なぜ「全記事リライト」はムダになりやすいのか
表示回数がゼロに近い記事は、リライトしても順位が動きにくいです。ここが最初のつまずきポイントだと思っています。
Search Consoleの「表示回数」は、検索結果にあなたの記事が表示された回数のことです。これがほぼゼロということは、Googleがそのキーワードであなたの記事を候補に入れていない、という状態を意味します。中身を磨いても、見せる場所がないんですね。
表示がゼロに近いとき、よくある原因はこのあたりです。
・公開したばかりで、まだGoogleに認識されていない
・そもそもそのテーマを検索している人がほとんどいない
・同じテーマの記事が自分のブログ内に複数あって、お互いに食い合っている
どれも、必要なのはリライトではありません。「もう少し時間を置く」「需要のあるテーマに書き換える」「2本を1本にまとめる」など、打ち手が別物になります。手を入れる前に、そもそも人がいる場所に記事を置けているかを確認したいところです。このあたりは、ぼくがフォロワー1桁から初収益を出すまでに遠回りした話とも重なります。
表示ゼロの記事に必要なのはリライトではありません。「待つ・変える・まとめる」のどれかです。
③ Search Consoleで見るのは3つの数字だけ
Search Consoleは項目がたくさんあって、開いた瞬間に閉じたくなります。でもリライトの判断だけなら、見るのは次の3つで足ります。
③-1 表示回数(検索結果に出た回数)
あなたの記事が検索結果に表示された回数です。この数字がゼロに近い記事は、いま直しても効果が見えません。まずここでふるいにかけます。
③-2 平均掲載順位(検索結果での平均の位置)
検索結果の何番目に出ていたか、の平均です。ここだけ注意点があって、数字が小さいほど上位です。「順位が20」は良い成績ではなく、2ページ目あたりという意味になります。
③-3 クリック率(表示のうち押された割合)
表示された回数のうち、実際にクリックされた割合です。順位はそこそこ良いのにクリック率だけが低いなら、記事の中身ではなくタイトルと説明文の言葉が読者とズレている可能性があります。
・表示回数 → 直す価値があるかの入口
・平均掲載順位 → あと一歩かどうかの判定
・クリック率 → 中身の問題か、言葉の問題かの切り分け
④ 81本を10本に絞る3ステップ
ぼくが実際にやった順番です。上から順に落としていくだけなので、1時間もかかりません。
④-1 STEP1:表示回数がある記事だけ残す
Search Consoleの検索パフォーマンスを開いて、期間を3ヶ月にします。「ページ」のタブに切り替えて、表示回数の多い順に並べてください。
ここで、表示回数がほとんど無い記事はいったん候補から外します。ぼくは表示20回を目安にしました(これは実測から出た黄金律ではなく、自分で決めたものさしです)。
→ 一覧が「実際に人の目に触れている記事」だけになっていればOKです。
④-2 STEP2:あと一歩の順位帯を拾う
残った記事から、平均掲載順位が8位〜20位あたりの記事を抜き出します。ここが、いちばん動きやすい層です。
1ページ目のすぐ手前、あるいは2ページ目の上のほうにいる記事は、すでにGoogleから「そこそこ関係ある」と見られています。ゼロから評価を作る必要がないぶん、少し手を入れるだけで前に出る可能性があります。
→ 「もう少しで1ページ目」の記事だけが残っていればOKです。
④-3 STEP3:順位はいいのにクリック率が低い記事を別枠にする
最後に、STEP1で残ったうち平均掲載順位は上位なのに、クリック率だけが極端に低い記事を別のリストにします。
この記事たちは順位の問題ではありません。検索した人が使っている言葉と、あなたのタイトルの言葉が食い違っているサインです。打ち手も変わって、本文ではなくタイトルと説明文を直します。この後で紹介する実例が、まさにこのパターンでした。
→ 「順位を上げる組」と「言葉を直す組」の2つに分かれていればOKです。
ふるい1で表示ゼロを外す → ふるい2であと一歩を拾う → 残りを「順位組」と「言葉組」に分ける。ぼくはこれで81本が10本になりました。
⑤ 実例|検索者は「アンインストール」と打っていたのに、タイトルは「削除」だった
いちばん分かりやすかった実例を出します。このブログの、Claude CodeのCLI版を消す手順を書いた記事です。
3ヶ月の実測は、クリック31・表示821・平均掲載順位7.6。順位は悪くありません。ところが検索クエリを見ていくと、「アンインストール」を含むクエリ群だけで約200表示あり、それが8〜10位に滞留していました。
一方で、当時の記事タイトルに入っていた言葉は「削除」でした。読者は「アンインストール」と打っているのに、こちらは「削除」と書いていたわけです。中身は同じことを説明しているのに、言葉が噛み合っていませんでした。
そこで2026年7月16日に、タイトルとSEO用の説明文だけを「アンインストール」を含む言葉に差し替えました。本文には一切触っていません。スラッグも変えていません。作業時間は10分もかかっていません。

数字を見るまで、自分が読者と違う言葉を使っていることに気づけませんでした🐼 中身を疑う前に、言葉を疑うほうが早いこともあるんですね。
→ 実例にした記事はこちらです:Claude Codeをアンインストールする5ステップ
順位が悪くないのに読まれていない記事は、本文ではなく言葉を疑ってみてください。直す量はいちばん少なくて、当たれば効きます。
⑥ Claude Codeに任せられるところ・自分で決めるところ
ここまでの仕分け、手作業だと地味に面倒です。ぼくはこの部分をまるごとClaude Codeに任せました。やり方は2つあって、実際に81本を仕分けたときに使ったのは方法Aです。
⑥-1 やり方は2つあります
方法A:開いているSearch Consoleの画面を読んでもらう
Claude Code側のブラウザ拡張(Claude in Chrome)を入れておくと、自分がログイン済みのChromeをClaude Codeが操作して、画面に出ている数字をそのまま読み取れます。ファイルを書き出す手間がないので、ぼくはこちらを使いました。ブラウザ操作そのものの仕組みはMCPの解説記事で説明しています。
方法B:自分でファイルを書き出して読んでもらう
拡張を入れていなくてもできる方法です。検索パフォーマンスの画面右上にある「エクスポート」からダウンロードして、そのファイルのパスを渡すだけです。
⑥-2 方法A|画面を読ませるプロンプト
Search Consoleを開いた状態で、そのままこう頼みます。
Chromeで開いているSearch Consoleの画面を見て、リライト候補を仕分けしてください。
前提:
・Search Consoleには私がログイン済みです(ログイン操作は不要です)
・「検索パフォーマンス」を期間3ヶ月・「ページ」のタブで開いています
・表は「その他の行を表示」で全部出してあります
やってほしいこと:
① 画面の表から、ページごとのクリック数・表示回数・平均掲載順位を読み取る
② 表示回数が20回以上の行だけ残す
③ ②のうち、平均掲載順位が8〜20位のものを「あと一歩リスト」にまとめる
④ ②のうち、平均掲載順位が7位以内なのにクリック率が低いものを
「言葉がズレているリスト」として分けてまとめる
⑤ それぞれ表示回数の多い順に並べて、表で出す
⑥ 画面に出ている数字をそのまま使い、計算して作った数字は入れない
⑦ 読み取れなかった行があれば「読み取れなかった」と正直に書く
地味に大事なのが最後の⑦です。画面から読む方式は、スクロールの外にある行を見落とすことがあります。「読めなかったものは読めなかったと書いて」と先に頼んでおくと、あとで数字が合わないという事故が減ります。
クエリ側(読者が実際に打った言葉)を調べたいときは、「ページ」を「クエリ」に読み替えて同じように頼めます。先ほどの「削除」と「アンインストール」のズレは、そうやって見つけました。
⑥-3 方法B|書き出したファイルを読ませるプロンプト
Search Consoleからダウンロードした検索パフォーマンスのファイルを読んで、
リライト候補を仕分けしてください。
ファイル:(ダウンロードしたZIPかCSVのパスを貼る)
やってほしいこと:
① 「ページ」のデータを使う
② 表示回数が20回以上の行だけ残す
③ ②のうち、平均掲載順位が8〜20位のものを「あと一歩リスト」にまとめる
④ ②のうち、平均掲載順位が7位以内なのにクリック率が2%未満のものを
「言葉がズレているリスト」として分けてまとめる
⑤ それぞれ表示回数の多い順に並べて、表で出す
⑥ 数字はファイルの値をそのまま使い、計算して作った数字は入れない
⑦ どちらにも入らなかった記事は、本数だけ数えて「今回は触らない」と書く
条件の数字(20回・8〜20位・2%)は、あなたのブログの規模に合わせて変えて構いません。表示が少なめのうちは「20回以上」を「10回以上」に下げると、候補が見つかりやすくなります。
⑥-4 直す作業もそのまま頼めます
候補が決まったら、タイトルと説明文の書き換えも続けて頼めます。
「(記事のURL)」のタイトルとメタ説明を見直したいです。
検索されている言葉は「(実際に検索されていた語)」でした。
・タイトル案を5つ出してください(40文字以内・その言葉を前半に入れる)
・それぞれメタ説明も120〜160字で書いてください
・本文は変更しないでください
・ぼくがOKを出した案だけ、WordPressに反映してください
WordPressの更新までAIに任せる手順そのものは、WordPress自動投稿のやり方にまとめています。
⑥-5 それでも自分で決めること
任せきりにしない部分もあります。ログインを済ませておくのは自分。そのうえで、どの言葉で読まれたいのか、記事の主題ごと変えるのか、今月はどこまで直すのか。ここは自分で決めた方がいい部分です。
あとひとつ。AIが「絞り込みました」「更新しました」と言っても、実物を自分の目で確かめるのは毎回やった方がいいです。画面を読ませる方法はとくに、読み飛ばしがあっても報告は普通に返ってきます。ぼくはここで何度かヒヤッとしています(→ AIの「できました」を鵜呑みにしない検証術)。
ログインと最終判断は自分、数字を読んで仕分けるのはAI。この分け方にしてから、リライトが「やる気の問題」ではなくなりました。
⑦ やってはいけないリライト3つ
絞り込みができるようになると、逆にやってしまいがちな失敗もあります。ぼくが気をつけている3つです。
⑦-1 順位が良い記事に大きく手を入れる
平均掲載順位が1〜7位のあたりで安定している記事は、基本的に触らない方針にしています。すでにGoogleから評価されている状態なので、大きく書き換えると評価が変わってしまう可能性があります。
情報が古くなった箇所を直す、といった部分的な更新は問題ありません。「ついでに全体も整えよう」が危ないところです。
⑦-2 表示ゼロの記事を一生懸命磨く
この記事のいちばん最初に書いたとおりです。気持ちとしては、いちばん残念な記事を良くしたくなります。でも、見てもらえていない記事を磨いても、変化は数字に出てきません。
⑦-3 一度に何本も直して、どれが効いたか分からなくする
同じ週に10本まとめて書き換えると、あとで順位が動いたときに何が効いたのか分からなくなります。ぼくは今回、実例に出した記事を1本だけ変えて、効果測定まで期間を空けています。
面倒に見えますが、1本ずつやった方が「次に何をすればいいか」が残るので、結果的に早いです。
・順位が良い記事は触らない
・表示ゼロは磨かない
・一度に何本も変えない
⑧ まとめ|今日からできる1アクション
・検索結果に出ていない記事は、直しても見えません
・見る数字は 表示回数・平均掲載順位・クリック率 の3つでじゅうぶんです
・ぼくは合計81本のうち10本に絞り、まず1本だけ言葉を直しました
【今日からできる1アクション】
Search Consoleを開いて、期間を3ヶ月にして「ページ」を表示回数の多い順に並べてみてください。それだけで、直す価値がある記事とそうでない記事が、はっきり分かれて見えるはずです。
記事の中身そのもののバグ(リンク切れ・古い情報など)を洗い出す作業は、過去記事をAIで総点検した記事にまとめています。データで順番を決める → 中身を点検する、の2本立てにすると迷いにくいです。
そもそも「次に何を書くか」で止まっている方は、ブログのネタの決め方|AIに出させた候補の7割を捨てた話もあわせてどうぞ。候補を出したあとにどれを捨てるかを決める話です。
これまでにやらかした失敗をまとめた総集編(失敗トップ10)もあります。同じ遠回りを避けたい方はこちらもどうぞ。

リライトは、やる気ではなく順番の問題でした🐼 まず10本に減らすところから始めてみてください。
⑨ よくある質問(FAQ)
- Qリライトの効果はどれくらいで出ますか?
- A
こればかりは断言できません。ぼくの場合、2026年7月16日にタイトルと説明文を変えて、確認するのは8月上旬の予定です。少なくとも数週間は空けて見るようにしています。変えた直後に順位を見に行っても、判断できる材料が揃っていないことが多いです。
- Q表示回数がゼロの記事は、そのまま放置でいいのですか?
- A
放置というより、打ち手が変わります。まずGoogleに認識されているかを確認して、そのうえで「需要のあるテーマに書き換える」「近いテーマの記事と1本にまとめる」を検討します。リライトの列に並べても、順番が回ってこないだけです。
- Q本文も全部書き直した方がいいですか?
- A
最初はタイトルと説明文だけでじゅうぶんだと思います。作業時間が短いわりに、クリック率には直接効きます。本文の大きな書き換えは、そこで変化が見えなかった記事に絞った方が消耗しません。
- Q何本まとめて直していいですか?
- A
少ないほど原因が分かりやすいです。ぼくは1本ずつにしています。どうしてもまとめて進めたいときは、直した日付と変更内容をメモに残しておくと、あとから効果を切り分けられます。


