Claude Codeのデスクトップ版を、日本語で話しかけるだけで使っている。コードなんて1行も書いていない。それなのに画面やフォルダに「settings.json」という見慣れないファイルが出てくる——そんな瞬間、ありませんか?
ぼくもまったく同じでした。「これ何だろう?CLAUDE.mdってのもあるけど、何が違うの?勝手に増えてるけど消していいの?」。気になるけど調べるほどでもなくて、なんとなく放置していたんですよね🐼
この記事は、その「これ何?」だけをすっきりさせるための記事です。設定を自分で書けるようになる必要はありません。役割がわかって、似たファイルと見分けられて、触らなくていいと安心できるところまでご案内します。

先に結論だけ。あなたが触る必要はありません。正体さえ知っておけばOKです🐼
【3行まとめ】
✅ settings.json=Claude Codeという道具そのものの設定メモ
✅ 中身はたいていClaude Codeが自分で書いている(あなたが書く必要はない)
✅ 似た名前のファイルは役割が別もの。見分けられれば、あとは放置でOK
① Claude Code settings.jsonとは?「道具そのものの設定メモ」です
settings.jsonは、Claude Codeという道具そのものの設定が書かれたファイルです。
スマホの「設定」アプリを思い出してください。通知をオンにするか、どのくらい画面を明るくするか。ああいう動き方のスイッチが並んでいる場所です。それがスマホでは設定画面という見た目なのに対して、Claude Codeでは1枚のテキストファイルになっている、というだけの違いです。
①-1 中身をちらっと見てみる
怖くないので、いちばん短い例を1つだけ見てみましょう。実際のsettings.jsonはこんな見た目です。
{
"cleanupPeriodDays": 60
}
これは「会話の記録を60日ぶん残しておいて」という意味です。左が項目名、右がその中身。「項目名:中身」をペアで並べているだけで、住所録に「名前:山田」「電話:03-…」と書いていくのと同じ発想なんですよね。
この書き方の名前がJSON(ジェイソン)です。ファイル名の最後についている .json は「この書き方で書いてあります」という印にすぎません。プログラムのコードではありません。ここは安心してもらって大丈夫です。
①-2 なぜ自分で書かなくていいのか
もちろん自分で書くこともできます。でもその必要がありません。Claude Codeはファイルを読むことも書くこともできるので、「毎回聞かれるのを減らしたい」と日本語で伝えれば、中身は代わりに書いてくれるんです。
むしろ現実には、あなたが頼まなくても勝手に増えていきます。次のセクションがその話です。
【①のまとめ】settings.jsonは道具の設定メモ。「項目名:中身」が並んだだけのテキストで、プログラムのコードではありません。
② なぜ勝手に出てくる?実はあなたが作らせています
ここがいちばん「へえ」と思うところかもしれません。
Claude Codeを使っていると、「この操作をしていいですか?」と確認されることがありますよね。そのときに「今後は確認しなくていい」にあたる選択をすると、その内容がファイルに書き込まれて保存されます(公式ドキュメントに記載があります)。
つまりあなたはもう、settings.jsonを作らせたことがあるんです。
自分で1文字も書いていないのに、フォルダにファイルが増えていた理由がこれ。バグでも不具合でもありません。
正確には、このとき保存されるのは settings.local.json という名前がそっくりな別のファイルのほうです。「似た名前が増えていく」のはこれが理由です。次のセクションで整理します。
ちなみに許可に関する設定は、それだけで1本の記事になるほど奥が深いところです。どこまで許可すると危ないか・どう減らすのが安全かはClaude Codeの許可設定|毎回の確認を安全に減らす方法で解説しているので、実際に減らしたくなったらそちらをどうぞ。
【②のまとめ】「今後は確認しない」を選ぶとファイルに保存される仕組み。勝手に増えて見えるのは正常な動作です。
③ 似ているファイル3つとの違い
「これって何が違うの?」といういちばんの疑問に答えます。フォルダで見かける4つは、名前が似ているだけで役割はまったく別ものです。
③-1 settings.local.json|名前がそっくりな「自分専用」
真ん中に local が入っているだけの、ほぼ同じ名前のファイルです。違いは「他の人と共有しない、自分だけの設定」という点だけ。②で出てきた「今後は確認しない」の内容が入るのは、こちらのほうです。
ひとりで使っている人にとっては「自動でたまっていく側」がこれ、と覚えておけば十分です。
③-2 CLAUDE.md|こちらは「設定」ではなく「お願い」
いちばん混同しやすいのがこれですが、役割はまったく逆です。CLAUDE.mdはあなたが日本語の文章で書く、AIへのお願い。「ですます調で書いて」「この用語は必ず説明して」といった内容を書いておくファイルです。
公式ドキュメントもこの2つをはっきり書き分けています。settings.jsonのルールはAIの判断に関係なくツール側が守らせるのに対して、CLAUDE.mdはAIの振る舞いに影響を与えるものの強制する仕組みではない、という説明です。
・settings.json=スイッチの切り替え(必ずそう動く)
・CLAUDE.md=お願いの手紙(読んで参考にしてくれる)
・迷ったら「文章で伝えたいことはCLAUDE.md」でOK
そして自然言語で使う人にとって、実際に効くのは圧倒的にCLAUDE.mdのほうです。書き方はCLAUDE.mdの書き方5ステップ|毎回同じ説明をやめさせる方法にまとめているので、手を入れるならまずこちらから。
③-3 MEMORY.md|AIが自分で取ったメモ
Claude Codeには、あなたの好みや指摘を自分でメモして次回に持ち越す機能があります。そのメモの目次にあたるのが MEMORY.md です。
ここは書き手があなたではなくClaude Code。「あれ、こんなメモ作った覚えないぞ」と思うファイルが増えていたら、たぶんこれです。読んでも書き換えても大丈夫な、ふつうのテキストファイルです。
メモを別のパソコンでも使いたくなったら、Claude CodeのセッションメモをGoogleドライブでPC間引き継ぎする方法の考え方がそのまま応用できます。
【③のまとめ】.json は設定、.md は文章。書き手がAIなら自動でたまるもの、あなたならお願いするもの。この2軸で見分けられます。
④ 同じ名前が3か所にあるのはなぜ?
もうひとつの「これ何?」がこれ。同じ名前のsettings.jsonが、別のフォルダにもあるという現象です。壊れているわけではなく、そもそも3か所に置ける設計になっています。
④-1 パソコン全体に効くもの
あなたのユーザーフォルダの中にある .claude フォルダに入っています。どのフォルダで作業しても効くのがこれ。「全体設定」だと思ってください。
④-2 作業フォルダごとに効くもの
Claude Codeで開いた作業フォルダの中の .claude フォルダに入っています。そのフォルダで作業するときだけ効きます。フォルダを変えたら効かなくなる、というのがポイントです。
④-3 自分だけに効くもの
同じ場所にある settings.local.json です。3つのなかでいちばん強く効きます。②で説明した「今後は確認しない」がたまっていくのはここ。
同じ項目が複数の場所に書いてあったときは、下から上へ、強いほうが勝ちます。ただし許可の設定だけは例外で、上書きではなく3つぜんぶが足し算されます。
【④のまとめ】同じ名前が複数あるのは正常。ただ「効く範囲が違う3種類」があるだけです。覚えなくても困りませんが、「設定したはずなのに効かない」ときの答えはたいていここにあります。
⑤ 触らなくていい|変えたいときは日本語で頼むだけ
ここまで読んで「じゃあ自分は何をすればいいの?」と思ったかもしれません。答えは「何もしなくていい」です。
それでも何か変えたくなったときは、ファイルを開かずに日本語で頼めば済みます。
⑤-1 まず「いまどうなっているか」を聞いてみる
正体を知るだけなら、これをそのままコピーして貼るだけです。
いま使っているClaude Codeのsettings.jsonが
パソコンのどこに何個あるか調べて、
それぞれ何が書いてあるかをパンダでもわかるように日本語で説明して。
ファイルは書き換えないでください。読むだけでお願いします。
「読むだけ」と添えておくのがコツです。ファイルの場所と、中身の日本語訳が返ってきたらOK。これで「これ何だろう」は解決します。
⑤-2 変えてほしいことを日本語で伝える
実際に変えたくなったときは、やりたいことだけを日本語で言えば十分です。項目名を調べる必要はありません。
会話の記録をもっと長く残しておきたいので、
settings.json をそのように変えてください。
・書き換える前に、変更後の中身を見せて確認させてください
・元のファイルのコピーを残しておいてください
・書いたあと、正しく直せているか確認してください
3つの条件がポイントです。①先に見せてもらう ②コピーを残す ③あとで検算してもらう。これを添えておけば、知らないうちに変なことになる心配はほぼありません。
なおMCPで増やした道具の一覧やスキルの中身は、settings.jsonとは別のところで管理されています。「あの機能もここに書くのかな?」と迷ったらMCPとは?非エンジニアにやさしく解説とClaude Code スキルの使い方|繰り返す作業をコマンド1つで呼び出すをどうぞ。
【⑤のまとめ】ファイルは開かなくていい。「調べて」「こう変えて」と日本語で頼み、見せてもらって「OK」と答えるだけです。
⑥ 消していい?壊れない?よくある不安に答えます
放置していいと言われても、気になるところは残りますよね。ぼくが実際に気になったことを並べておきます。
Q. 消してもいい?
→ 急いで消す必要はありません。消すと「今後は確認しない」にした内容も消えて、また毎回聞かれるようになるだけです。気になるなら消す前にコピーを取っておきましょう。
Q. 中身が壊れたらClaude Codeが起動しなくなる?
→ なりません。書き方が壊れているファイルは「そのファイルだけまるごと無効」という扱いになります(公式ドキュメント記載)。中途半端に効くことはなく、書いていない状態に戻るだけです。
Q. うっかり開いて上書きしてしまったかも…
→ そのまま「settings.jsonを触ってしまったかもしれません。おかしくなっていないか確認して」と日本語で頼めばOKです。

むしろ気をつけたいのは逆で、意味がわからないまま中身を書き換えること。とくに接続や自動実行に関わる項目は、うっかり触ると動かなくなります。読むのは自由、書き換えは日本語で頼む。これで十分です🐼
【⑥のまとめ】壊れても起動できなくなることはなく、そのファイルが無効になるだけ。慌てず日本語で相談すれば戻せます。
⑦ まとめ|正体がわかれば、あとは放置でOK
✅ settings.json=道具そのものの設定メモ。コードではありません
✅ 似た名前は役割が別もの。.jsonは設定、.mdは文章で見分ける
✅ あなたが触る必要はなし。変えたいときは日本語で頼めばいい
【今日からできる1アクション】⑤-1のプロンプトをコピーして貼ってみてください。いま自分のパソコンにあるファイルの正体が、日本語で返ってきます。書き換えなしで、モヤモヤだけが消えます。
ぼくもプログラミングはできません。それでもClaude Codeが使えているのは、わからないものを無理に理解しようとせず、日本語で聞いてきたからでした。settings.jsonもそのひとつ。正体だけ知って、あとは任せてしまって大丈夫です🐼 なお、設定ファイルを触らないままブログ運営そのものを仕組み化していく流れは、ブログ運営を5つのSTEPに分けた全体像にまとめています。
【この記事が参照した公式ドキュメント】(すべて2026年7月29日に確認)
・設定ファイル全般:https://code.claude.com/docs/en/settings
・CLAUDE.mdとメモ機能:https://code.claude.com/docs/en/memory
・許可の設定:https://code.claude.com/docs/en/permissions
※仕様はバージョンで変わります。気になったときは公式ページで最新の内容をご確認ください。
⑧ よくある質問(FAQ)
- Qsettings.jsonが見当たりません。ないとおかしいですか?
- A
いいえ、まったく問題ありません。必要になったときに作られるファイルなので、なくても普通に動きます。「今後は確認しない」を一度も選んでいなければ、まだ存在していないだけです。
- Q設定は画面から変えられませんか?ファイルを開きたくありません
- A
変えられます。会話の入力欄で
/configと打つと設定画面が開きます。そこで変えた内容は、結果としてsettings.jsonに書き込まれる仕組みです。ファイルを直接開く必要はありません。
- Qデスクトップ版とCLI版で、このファイルは違うものですか?
- A
同じものです。デスクトップ版とCLI版は同じClaude Codeの入口ちがいなので、設定ファイルの置き場所や役割も共通です。画面の見た目や使えるコマンドには差があるので、入口ごとの違いと始め方はClaude Code 始め方|デスクトップ版なら3ステップをどうぞ。
- Q結局、非エンジニアが覚えておくべきことは何ですか?
- A
「settings.jsonは道具の設定。触らなくていい。変えたいときは日本語で頼む」の3つだけです。項目名を覚える必要はありません。手を入れて効果が大きいのは、むしろCLAUDE.mdのほうです。


