「Claude Codeでブログが楽になるらしい」——と聞いても、何から手をつければいいか分からず止まっていませんか。
この記事はブログ運営を5つのSTEPに分け、1本の道としてお見せします。書いているのは非エンジニアのクロパン🐼。プログラムは書けませんが、日本語で頼むだけで約3ヶ月半で、2つのブログで合わせて100記事を1人で書きました。
読み終わるころには、ブログのどこをAIに渡せばいいかが地図として見えているはずです。

全部やらなくて大丈夫です🐼
気になったSTEPだけ読んで、今日は1つだけ試してみてください。
【この記事はどこから読めばいい?】
いきなりSTEP1から読んでも大丈夫ですが、いまの状況によっては、先に寄り道したほうが早いことがあります。
・まだClaude Codeを入れていない/入れたばかり
→ 入口が3つあります。まずClaudeCode インストール道案内|3つの入口から選ぶで、自分に合う入口を選んでください
・入れたけれど、何をどこまで任せていいか分からない
→ Claude Codeの許可設定|毎回の確認を安全に減らす方法とClaude Codeプランモードとは?勝手な変更を防ぐ使い方の2本で、任せ方の土台ができます
・ブログを任せたい ← この記事の本体はここです
→ このまま下のSTEP1から順に読んでください
・ブログ以外にも広げたい
→ 仕事・暮らしを自動化するに、ブログ以外の使い方をまとめています
① まず全体像:ブログ運営は5つのSTEPに分かれる
ブログ運営をAIに任せる、と聞くと「記事を書かせること」だと思いますよね。ぼくも最初はそう思っていました。
でも実際に回してみると、記事を書く工程は全体の一部でしかありませんでした。つまずくのはたいてい、書く前か、書いたあとです。
結論から言うと、ブログ運営は5つのSTEPに分かれます。この記事では、非エンジニアのクロパンが約3ヶ月半で100記事を1人で書くまでに組み上げた順路を、STEP1からSTEP5まで通しでお見せします。
①-1 この記事のゴールと、読む前のたった1つの前提
読み終わったときに「自分のブログのどこをAIに渡せばいいか」が地図として見えている状態を目指します。全部やる必要はありません。地図があれば、今日どこから手をつけるかを自分で選べます。
前提はひとつだけです。Claude Codeをデスクトップ版アプリで、日本語のまま使うこと。これだけです。
・黒い画面(ターミナル)は出てきません
・コマンドを覚える必要もありません
・AIにお願いする言葉は、全部ふつうの日本語です
①-2 5つのSTEPと、その下に敷く「土台」
STEP1 環境をつくる — 入れる/選ぶ/移す。迷うのは最初の1回だけ
STEP2 型を教える・守らせる — あなたのやり方をAIに覚えさせる
★ここが一番効きます
STEP3 記事を作る — 下調べ/画像/事実確認
STEP4 投稿を自動化する — 下書き投稿まで一気に
STEP5 育てる — 書きっぱなしにしない
STEP2だけ「教える」と「守らせる」の2つに分かれています。理由は単純で、教えただけだと守ってくれないからです。ここはあとで詳しくお話しします。
そしてこの5つの下に、もう1本の帯が敷かれています。「会話を切らさない技術」です。これはSTEPではありません。どのSTEPをやっていても必ず必要になるので、5つの下に敷いてあります。
①-3 どのSTEPで詰まっても戻れる、3つの土台
作業そのものより、作業が途中で止まったときに困ります。ぼくの場合、止まる理由はだいたい次の3つでした。
① 画面に出た英語の意味がわからない
② 会話が重くなって、返事が遅くなる・話が噛み合わなくなる
③ 頼んだ作業が大きすぎて、途中で力尽きる
①はClaude Codeの用語・エラー辞典15選にまとめてあります。画面の英語をそのまま引けます。
②は会話が重い時の/compact・/clear・/rewindの使い分けです。3つの合図を使い分けるだけで、会話が途切れなくなります。
③は重い作業を部下に任せるサブエージェントの使い方です。大きい仕事は、別のAIに切り出して渡します。切り出すときに渡す「指示書」の書き方は大きな仕事は「指示書」1枚で新しい会話に渡すにまとめてあります。
この3つはSTEPの順番と関係なく、いつ戻ってきてもいい場所です。ブックマークしておくと、この先がずっとラクになります。
・ブログ運営は5つのSTEPに分かれる。記事を書くのはその一部
・前提はひとつだけ=デスクトップ版アプリを日本語で使う
・STEP2は「教える」と「守らせる」に分かれる
(教えただけでは守られない)
・5つのSTEPの下に「会話を切らさない技術」が敷いてある
② STEP1:環境をつくる(迷うのは最初の1回だけ)
STEP1でやることは、たった2つです。どちらを使うか選ぶことと、入れること。
ここは正直、いちばん退屈な工程です。でも最初の1回で終わります。そして、ここで選択を間違えると、あとで全部やり直しになります。ぼくは実際に一度やり直しました。
②-1 デスクトップ版とCLI版、どちらを選ぶか
結論です。非エンジニアなら、デスクトップ版を選んでください。
Claude Codeには入口が2つあります。アイコンをクリックして開く「デスクトップ版アプリ」と、黒い画面に文字を打ち込む「CLI版」です。
ここで大事なのは、この2つは別の製品ではないということです。中身のAIも、料金も同じです(2026年8月時点)。違うのは入口だけ。だから「本格的にやるならCLI版」というのは、少なくとも非エンジニアには当てはまりません。
デスクトップ版で始める手順とCLI版との違いはClaude Code 始め方|デスクトップ版なら3ステップに、できること・できないことを1つずつ並べてあります。
②-2 入れるところまでの手順
やることは、公式サイトからダウンロードして、サインインするだけです。
つまずくとしたら、インストールそのものではなく最初のサインインまわりです。ここは画面のとおりに進めれば通りますが、初めてだと「これで合ってるのかな」と不安になります。
画面のスクリーンショット付きの手順はClaudeCodeインストール完全ガイド(超初心者向け)にまとめてあります。「ここで◯◯と表示されたらOK」を1ステップずつ書いているので、迷ったらこちらを開いてください。
②-3 🐼ぼくのリアル:CLI版を入れて、そのあと消した
やったこと:先に調べて「ちゃんとやるならCLI版だろう」と判断し、
CLI版から入れた
起きたこと:動きはしたけれど、毎回コマンドを思い出すところで手が止まった。
結局、日常的に開くのはデスクトップ版のほうになった
かかった時間:入れるより、きれいに消すほうに時間がかかった(半日ほど)
わかったこと:調べた段階では、この差は見えなかった。
触ってみて初めて分かった
情報を集めずに飛びついたわけではなく、調べたうえで選んだつもりでした。それでもこうなったのは、「どちらが自分の手に馴染むか」は使ってみないと分からないからだと思っています。
同じところで止まる方がいそうだったので、消す手順はClaude Codeをアンインストールする5ステップにまとめてあります。
なので、この記事では最初にはっきり書いておきます。まずデスクトップ版で始めてください。 CLI版が必要になる場面は、必要になったときに分かります。そのときに足せば十分です。
もうひとつ、全体像の図に書いた「移す」について。パソコンを買い替えたときに、教えた設定ごと引っ越せるのか、という話です。ぼくも一度やりましたが、結論から言うと日本語でお願いするだけで済みました。いまは読まなくて大丈夫です。やり方はPC乗り換えも“お任せ”|記憶の引き継ぎを自然言語で頼むだけにまとめてあります。
・STEP1でやるのは「選ぶ」と「入れる」の2つだけ
・デスクトップ版とCLI版は別製品ではない。
中身も料金も同じで、違うのは入口
・非エンジニアはデスクトップ版から。CLI版は後回しでいい
・つまずくのはインストールより最初のサインインまわり
③ STEP2-A:AIに「自分のやり方」を教える
ここがこの記事でいちばんお伝えしたいSTEPです。
というのも、AIを使い始めて最初にぶつかる壁は「AIが賢くないこと」ではなく、毎回おなじ説明を自分がしていることだからです。「読者はこういう人で」「この言葉は使わないで」「見出しはこう作って」──これを毎回、会話のたびに打ち直していました。
結論を先に言うと、その説明を1回書いて、置いておけばいいんです。方法は3つあります。
③-1 毎回同じ説明をやめる=CLAUDE.md
いちばん効くのがこれです。作業フォルダに CLAUDE.md というファイルを1つ置いておくと、Claude Codeはそこに書かれたルールを毎回はじめに読んでから動いてくれます。
書くのはむずかしくありません。プログラムではなく、ふつうの日本語のメモです。
CLAUDE.mdに書いてあることの例
・このブログの読者は、プログラミングをしない人
・「簡単です」「当然」は使わない
・見出しは6〜8本、最後は必ずQ&A
・画像は横長1200×630で作る
しかも、このファイル自体をAIに書かせられます。そのままコピーして貼ってください。
このフォルダで作業するときのルールを CLAUDE.md にまとめてください。
いきなり書かずに、まずぼくに質問して決めてください。
・このブログの読者はどんな人か
・使ってはいけない言葉
・記事の見出しの作り方
・画像のサイズ
決まったことだけを短く書いて、迷ったら勝手に決めずにぼくに聞いてください。
何をどう書くか、どこまで細かくするかはCLAUDE.mdの書き方5ステップにまとめてあります。最初の1本はここから始めるのがいちばん近道です。ブログ運営に絞った実物のテンプレはCLAUDE.md ブログ運営版テンプレ|コピペで使える6項目で配布しています。
③-2 勝手に覚えてもらう=メモリ
CLAUDE.mdが「自分で書いて渡すルール」だとすると、メモリは「AIのほうが覚えていってくれる」しくみです。
会話の途中で「これは覚えておいて」とお願いすると、次からその前提で話が始まります。自分でファイルを開く必要はありません。日本語でお願いするだけです。
使い分けはシンプルに考えて大丈夫です。毎回必ず守ってほしいこと=CLAUDE.md/そのうち忘れそうな細かい経緯=メモリ。くわしくはメモリ機能の使い方(毎回の説明を卒業する3つの方法)をどうぞ。
③-3 繰り返す作業を1つの合図に=スキル
3つ目は、手順そのものをまとめて置いておく方法です。
たとえば「記事を書く」といっても、実際には下調べ→見出し→本文→画像→事実確認…と工程が並んでいます。これを毎回説明するのではなく、ひとまとめにして名前をつけておくと、次からは呼び出すだけになります。
ここまで来ると、あなたのやり方が道具の形になります。やり方はスキルの使い方(繰り返す作業をコマンド1つで呼び出す)にまとめました。
③-4 🐼ぼくのリアル:ルールが増えるほど、説明はラクになった
やったこと:気づいたことを、そのつどCLAUDE.mdとメモリに1行ずつ足していった
起きたこと:最初のころは「なんでこんなにルールがいるんだ」と思っていた。
ところがある時期から、指示の文章がどんどん短くなった
いまの状態:ルールを書いたファイルは2万字を超え、
覚えてもらったメモは40本以上
わかったこと:ルールを増やす作業と、説明がラクになる度合いは、
逆に動く
先に「大変そう」と感じるかもしれません。でもこれは、最初に全部書くものではありません。同じ説明を2回した時に、1行足す。それだけです。ぼくも2万字を一度に書いたわけではなく、気づくたびに1行ずつ足した結果です。
・毎回おなじ説明をしているなら、それは1回書いて置いておける
・毎回守ってほしいこと=CLAUDE.md/
忘れそうな細かい経緯=メモリ
・繰り返す手順は、まとめて名前をつけて呼び出せる(スキル)
・最初に全部書かない。同じ説明を2回したら1行足す、で十分
④ STEP2-B:教えた型を「守らせる」
さて、ここからが本題かもしれません。
型を教えても、そのとおりには動いてくれません。
これは意地悪をされているわけではなく、会話が長くなるほど、前に決めたことがだんだん薄れていくからだと考えています。ぼくはこれで何度もやり直しをしました。
なので、STEP2は「教える」で終わらせず、「守らせる」までをセットにします。
④-1 AIは、放っておくと型を守らなくなる
ここで役に立ったのが、製造業でよく使われる「なぜなぜ分析」の考え方でした。ミスを2つに分けて考えます。
発生原因 … なぜ、そのミスが起きたのか
流出原因 … なぜ、そのミスが気づかれずに外に出たのか
大事なのは後者です。ミスをゼロにするのは無理でも、外に出る前に止めることはできます。ぼくはこれを「関所」と呼んでいます。
そして関所も、日本語でお願いするだけで作ってもらえます。
このルールが守られているかを、仕上げる前に自動でチェックするしくみを作ってください。
チェックしたいのは「決めた数がそろっているか」です。
足りないときは、そのまま進めずにぼくに知らせてください。
作り方はおまかせします。ぼくはコードを書けないので、
これから先も日本語でお願いするだけで動く形にしてください。
考え方と実例はAIが指示を守らない問題(トヨタ式なぜなぜ分析で同じミスを直す)にまとめています。
④-2 「できました」を鵜呑みにしない
もうひとつ、これは早めに知っておいてよかったことです。
AIは「できました」と報告してくれますが、その報告と実物が食い違っていることがあります。悪気があるわけではなく、途中まで進んだ状態を「完了」と受け取ってしまう、という感じです。
対策はシンプルで、報告ではなく実物を見る。これだけです。
① 「できました」と言われたら、実物のファイルや画面をひらく
② 数を数える(「5本作った」なら、本当に5本あるか)
③ 数えるところ自体を、AIにやらせる
3つ目がいちばん効きました。人が毎回数えるのは続かないからです。手順はAIの「できました」を鵜呑みにしない検証術にまとめてあります。
④-3 危ないことだけ止める=許可設定
守らせるといっても、全部を確認していたら自動化になりません。
Claude Codeには、作業の前に「これをやっていいですか?」と聞いてくる確認があります。最初は毎回聞かれるので、正直わずらわしく感じます。かといって全部を素通りにすると、今度は消してほしくないものが消えます。
ちょうどいいのは、安全なことは黙って通し、危ないことだけ止める設定です。考え方と手順はClaude Codeの許可設定(毎回の確認を安全に減らす方法)にまとめました。
④-4 🐼ぼくのリアル:数が足りないまま、仕上がっていた
決めていたこと:毎朝つくる成果物は、決まった数をそろえる
やっていたこと:ルールはファイルに書いてあったし、
受け取るときにも目は通していた
起きたこと:忙しい朝ほど、数が足りないまま仕上がっていた。
しかも「そろっている前提」で受け取っていたので気づけなかった
直し方:数を数える関所をあいだに置いた
(「◯個そろってる?」と自動で確認させる)
その後:同じ取りこぼしは起きていません
ここで学んだのは、目視は仕組みに勝てないということでした。ルールを書いていなかったわけでも、確認をサボっていたわけでもありません。それでも、人の目では通り抜けてしまう種類のズレがありました。
だから今は、大事なところだけ機械に数えさせています。
・型は、教えただけでは守られない。会話が長くなるほど薄れていく
・ミスは「起きた原因」と「外に出た原因」に分けて考える。
止めるべきは後者
・「できました」は報告。実物を見る。数えるところ自体をAIにやらせる
・全部を確認しない。安全なことは通し、危ないことだけ止める
⑤ STEP3:記事を作る(ここだけは、まだ人の仕事が残る)
やっと記事づくりです。
ただ、先に正直なことを書いておきます。このSTEPが、いちばんAIに任せきれていません。
画像も、事実確認も、投稿も任せられます。でも「この記事で何を言うか」だけは、いまも自分で決めています。ここを渡してしまうと、どこかで読んだような記事になってしまうからです。
なのでこのSTEPは、「全部やらせる」ではなく「どこを渡して、どこを持つか」の話になります。
⑤-1 道具の役割分担:相棒と部下
まず道具の整理です。ChatGPTとClaude Code、両方いるのか?とよく聞かれます。
ぼくの使い分けはこうなっています。
ChatGPT = 会話の相棒
まだ形になっていないことを、しゃべりながら整理する。画像を作ってもらう
Claude Code = 作業の部下
決まったことを、手を動かして仕上げる。ファイルを触れるのはこちら
いちばん大きな違いは、Claude Codeは自分のパソコンのファイルを直接さわれることです。だから「書いて」で終わらず、「書いて、保存して、投稿して」まで続けられます。
くわしい使い分けはChatGPTとClaude、両方いる?(会話の相棒と作業の部下)にまとめてあります。
⑤-2 言葉で伝わらないときは、画像を見せる
文章で説明しても伝わらないとき、ぼくは説明を足すのをやめて、画面のスクリーンショットを1枚見せるようにしています。
「ここのボタンが押せない」「この表示がおかしい」——こういうものは、10行書くより1枚のほうが速いです。文章にし直す手間もなくなります。
どんな場面で効くかはClaude Codeに画像を見せて指示する方法(スクショ1枚で伝わる3つの場面)にまとめました。
⑤-3 アイキャッチと図解は、まるごと任せる

画像は、いまはほぼ手を動かしていません。ただし作り方が2つに分かれます。
アイキャッチ(記事の顔) … ChatGPT側で作る。
毎回ゼロから頼まず、「うちのブログのアイキャッチはこう作る」という型を育てておく
本文の図解 … Claude Codeが直接つくる。
絵を描くのではなく、図として組み立てる。そのまま記事にも貼ってくれる
ここでのコツは、直すときにファイルをいじらないことです。できあがった画像を見せて「この文字がはみ出してる」と日本語で言うだけで直ります。
やり方はアイキャッチと図解、全部AIで作る量産ワークフローにまとめてあります。ここは効果がわかりやすいので、早めに試す価値があります。
⑤-4 そのまま投稿しない:誤りを潰す
これはSTEP2-Bの「鵜呑みにしない」と同じ話ですが、記事のときはとくに気をつけています。
AIが書いた文章は、読みやすいのに事実が違うことがあります。読みやすいぶん、こちらも疑わずに読んでしまうのがこわいところです。
なので、書けたあとに必ずもう一往復します。
この記事の中で、事実として書かれている部分だけを抜き出してください。
そのうえで、それぞれについて
・公式の情報で確認できたか
・確認できなかったか
を分けて教えてください。
確認できなかったものは、消すか「〜と思います」に直す案も一緒に出してください。
「直して」ではなく「分けて教えて」と頼むのがポイントです。直させると、確認できていないところまで自然な文章でつくろってしまうことがあるからです。
具体的なプロンプトはAI記事をそのまま投稿は危険(誤りを潰す鉄板プロンプト2つ)にまとめてあります。
⑤-5 🐼ぼくのリアル:まだ任せきれていないこと

任せていること:下調べ/構成の下書き/図解/事実確認の一次チェック/投稿作業
自分で持っていること:その記事で何を言うか、と、
自分が実際に体験したこと
試してみて戻したこと:本文をまるごと書かせたことがある。
読める文章にはなったが、どこかで読んだ話にしかならず、結局書き直した
そのあとできたこと:この「型」の部分を、
ようやく言葉にできた(→ この章の最後にリンクがあります)
正直に書くと、ここは長いあいだ記事にできませんでした。100記事書いてきて、画像の作り方も、事実確認のやり方も、投稿の自動化も記事にしたのに、「本文の型をどうAIに覚えさせるか」だけが書けなかったんです。
理由は、自分の中でも手順になっていなかったからです。できていないことを「できます」と書くのは違うので、ここは長いこと穴のままにしていました。
その後ようやく言葉にできたので、別の記事にまとめました。→ AIに文章の型を覚えさせる5ステップ|100記事ぶんの試行錯誤
・ChatGPT=会話の相棒/Claude Code=作業の部下。
ファイルを触れるのは後者
・説明が長くなったら、スクショを1枚見せるほうが速い
・アイキャッチはChatGPT側で型を育てる/
本文の図解はClaude Codeが直接つくる
・事実確認は「直して」ではなく
「確認できたものと、できなかったものを分けて」と頼む
・「何を言うか」だけは、いまも自分で持っている
⑥ STEP4:投稿を自動化する
ここが、いちばん「効いた」と実感できるSTEPです。
記事を書き終えたあと、管理画面を開いて、貼り付けて、見出しを整えて、カテゴリを選んで、タグを打って、画像をアップして……この作業、地味なのにけっこう時間を持っていきます。しかも書き終わって疲れているタイミングでやってくるので、ここで力尽きて投稿が翌日にずれる、ということが何度もありました。
結論から言うと、下書きが立ち上がるところまでは全部渡せます。公開ボタンだけ自分で押します。
⑥-1 下書きまで一気に=WordPress自動投稿

Claude Codeは、書いた記事をそのままWordPressに送れます。
大事なのは、公開せず下書きで止めることです。ここを自動にしてしまうと、確認していないものが世に出ます。ぼくは最初から「下書きまで」と決めていて、この線はいまも動かしていません。
頼み方はこれだけです。
できあがった記事を、WordPressに下書きとして投稿してください。
・公開はしないでください。下書きのまま止めてください
・カテゴリとタグも設定してください
・投稿できたら、下書きのURLを教えてください
事前の準備(WordPress側でつなぐ設定)は1回だけ必要です。その手順はブログ投稿までClaude Codeにおまかせ(WordPress自動投稿のやり方)にまとめてあります。ここを通すと、体感が明らかに変わります。
⑥-2 外の道具とつなぐ=MCP
「WordPressに送れる」と聞いて、不思議に思いませんでしたか。AIは会話するだけのはずなのに、なぜ外のサービスを触れるのか、という話です。
その仕組みが MCP です。名前は難しそうですが、やっていることはAIと外の道具をつなぐ差込口です。パソコンのUSBポートを想像してもらうと近いです。ポートがあるから、あとから道具を挿せます。
何ができるようになるのかはMCPとは?非エンジニアにやさしく解説にまとめました。ここは概念の話なので、先に読んでおくと後がラクです。
⑥-3 実際に入れている5つ
MCPは「入れられるものが山ほどある」のが逆にしんどいところです。紹介記事を読むと十数個並んでいて、どれが自分に要るのか分かりません。
ぼくが実際に使い続けているのは、5つだけです(2026年8月時点)。
① クラウドのファイル置き場につなぐ … 資料をそのまま読ませる
② ブラウザを操作させる … 画面を見せて調べてもらう
③ 決まった時間に動かす … このあとの定期実行
④ ログインまわりを安全にあずける … パスワードは渡さない
⑤ もともと入っている画面操作 … 無理に使わなくてもOK
選び方と、逆に「いまは入れなくていいもの」はMCP何を入れる?非エンジニアが実際に使う5選に分けて書いてあります。増やすほど便利になる、とはならないのが正直なところです。
⑥-4 寝ている間に回す=定期実行

そしてここが到達点です。決まった時間に、勝手に動かす。
たとえば「毎朝、前の日のデータを見て、今日やることを出しておく」。これを自分で毎朝やるのは無理でも、時間を決めて仕込んでおけば動きます。朝起きたら、もう出ています。
「自動化」という言葉のいちばん分かりやすい姿がこれだと思っています。手順はClaude Code 定期実行のやり方4ステップ(スリープ対策つき)にまとめました。
⑥-5 🐼ぼくのリアル:組んだのに、動いていなかった
やったこと:朝の決まった時間に動くように設定して、その日は満足して寝た
翌朝:何も出ていなかった
疑ったこと:設定を間違えた? 時間の指定? 権限?
——全部合っていた
本当の原因:パソコンが寝ていた。動く時間にPCがスリープしていたので、
そもそも起きて実行されていなかった
かかった時間:原因にたどり着くまで、たっぷり2晩
情けない話なのですが、設定そのものは正しかったんです。自動化の設定と、パソコンが起きているかどうかは別の話でした。
いま思うと、これは「AIに任せる」ときのつまずき方の典型でした。頼んだ内容は合っているのに、それが動く土台のほうが用意できていない。動かないときは指示を疑う前に、まず土台を見る。この順番はそのあと何度も役に立っています。
・下書きが立ち上がるところまでは全部渡せる。
公開ボタンだけ自分で押す
・外の道具とつながる仕組みがMCP。差込口だと思えばいい
・入れるのは5つで足りた。増やすほど便利、にはならない
・決まった時間に動かせば、朝起きたときにはもう出ている
・動かないときは、指示より先に「土台が起きているか」を見る
⑦ STEP5:育てる(書きっぱなしにしない)
記事が積み上がってくると、次の悩みが出てきます。「新しく書く」と「前のを直す」、どっちをやればいいのか。
ぼくの結論はこうです。直す記事は、増やすのではなく減らす。
⑦-1 表示されていない記事を磨いても、誰にも見えない
前は、読み返して「ここ古いな」と思った記事から直していました。これ、いま思うと効率がよくありませんでした。
というのも、そもそも検索結果に出ていない記事は、どれだけ磨いても読まれないからです。誰の目にも触れていないものを、きれいにしていたことになります。
逆に言うと、もう少しで届きそうな記事があります。表示はされているのに、あと一歩でクリックされていない記事です。ここを直すほうが、同じ手間でも結果につながりやすい。
⑦-2 何を見て決めるか
判断に使っているのは、検索の管理画面で見られる数字だけです。むずかしい分析はしていません。
・表示回数 … そもそも検索結果に出ているか
・平均掲載順位 … 出ているとして、何番目あたりか
・クリック率 … 出ているのに、押されていないのか
この3つを見ると、「見られていない記事」と「見られているのに選ばれていない記事」が分かれます。直すのは後者からです。
絞り込みのやり方と、AIにどこまで任せられるかはリライトする記事の選び方(Search Consoleで10本に絞る)にまとめてあります。
⑦-3 🐼ぼくのリアル:81本を見て、直すのは10本にした
やったこと:書いてきた81本ぶんの数字を出して、上の3つで並べ替えた
わかったこと:直す価値がありそうなのは10本だけだった。
残りは今回は触らない
意外だったこと:自分が「よく書けた」と思っていた記事と、
数字が惜しいところまで来ている記事は、ほとんど重ならなかった
いまの状態:直した記事の結果は、まだ見ている途中です。
効果が出たかどうかを言えるのは、もう少し先になります
ここは正直に書いておきます。「直したら順位が上がりました」とはまだ書けません。 順位が動くには時間がかかるので、いまは待っている段階です。
それでも、この工程を入れてよかったと思っているのは、「今日はどれを直すか」で迷わなくなったからです。81本を眺めて悩む時間が消えました。
・書きっぱなしにしない。ただし直す本数は増やさず、減らす
・見るのは3つだけ(表示回数/平均掲載順位/クリック率)
・直すのは「見られているのに選ばれていない記事」から
・自分の手ごたえと、数字が惜しい記事は、あまり重ならない
⑧ ハマらなくていい所・飛ばしていい所4つ
ここまで5つのSTEPをお話ししてきましたが、全部を順番どおりにやる必要はありません。
むしろ、ぼくが時間を溶かしたのは「やらなくてよかったこと」のほうでした。この章がこの記事でいちばん書きたかったところです。
⑧-1 設定ファイルは、触らなくていい
しばらく使っていると、フォルダの中に見慣れないファイルが増えてきます。「これ、設定しないといけないのかな」と不安になります。
ほとんどの場合、触らなくて大丈夫です。
そういうファイルの多くは、あなたが「今後は確認しなくていいよ」と選んだ結果を、AIが自分で書き留めているものです。つまり、あなたはもう設定しているんです。中身を開いて書き換える必要はありません。
正体を知って安心したい方はClaude Code settings.jsonとは?役割と似た3つとの違いをどうぞ。結論は「触らなくていい」です。
⑧-2 CLI版は、後回しでいい
STEP1でもお伝えしましたが、もう一度書きます。黒い画面のほうは、後回しで大丈夫です。
「本格的にやるならこっち」と思ってしまいますが、中身のAIも料金も同じです(2026年8月時点)。違うのは入口だけ。必要になる場面が来たら、そのとき足せば間に合います。
判断材料はClaude Code 始め方|デスクトップ版なら3ステップにまとめてあります。
⑧-3 全部を自動化しなくていい
これはぼく自身がハマりました。自動化が面白くなってくると、自動化すること自体が目的になります。
でも、月に1回しかやらない作業を自動化しても、たいてい元が取れません。仕組みを作る時間のほうが長くつくからです。
自動化して報われたもの
… 毎回やる/手順が決まっている/間違えると面倒
自動化しなくてよかったもの
… たまにしかやらない/毎回やり方が変わる
⑧-4 最初から完璧なルールを書かなくていい
STEP2でルールを書く話をしましたが、最初に全部書こうとしないでください。
ぼくも最初、気合を入れて長いルールを書きました。結果どうなったかというと、使わないルールばかりが並んで、肝心なところが抜けていました。何が必要かは、使ってみないと分からなかったんです。
いま採っているやり方はこれだけです。同じ説明を2回したら、1行足す。 これで十分育ちます。
・設定ファイルは触らなくていい。
多くはAIが自分で書き留めているもの
・CLI版は後回しでいい。中身も料金も同じで、違うのは入口だけ
・毎回やる作業だけ自動化する。たまにしかやらない作業は手でいい
・ルールは最初に書き切らない。同じ説明を2回したら1行足す
⑨ 結果:非エンジニアが1人で、ここまで来た
ここまでの話は、全部このブログ自身で回しているものです。最後に、いま何が回っていて、何が回っていないのかを正直に並べておきます。
⑨-1 いま回っているもの/回っていないもの
回っているもの
・書いた記事が、下書きとしてブログに立ち上がるまで
・アイキャッチと、本文の図解
・決まった時間に動く仕込み(朝には結果が出ている)
・直す記事を選ぶところ
まだ人がやっていること
・その記事で何を言うか(=いちばん大事なところ)
・公開ボタンを押すこと
・記事どうしのつなぎ方を決めること
この数を並べておくと、AIに渡せる範囲は思ったより広く、でも全部ではないことが伝わるかなと思います。
このブログと、もう1つ運営しているブログを合わせて、100記事を超えました。1人で、非エンジニアで、本業をやりながらの数字です。特別なことをした感覚はまったくありません。 上でお話ししたSTEPを、順番に足していっただけです。
⑨-2 うまくいった話より、失敗のほうが効いた
100本書いて確信したことがひとつあります。うまくいったやり方より、失敗したやり方のほうが、次に効きます。
うまくいったときは「なぜうまくいったか」が分かりません。でも失敗したときは、原因が1つに絞れます。そして同じ失敗を止める仕組みを入れれば、そこから先はもう踏みません。
実際に踏んだ落とし穴は非エンジニアがAIとブログ100本書いて学んだ失敗トップ10にまとめてあります。この記事が「どう回しているか」だとすると、あちらは「何を間違えたか」です。セットで読むと、遠回りをかなり減らせるはずです。
・下書きが立ち上がるまで、画像、定期実行、直す記事の選定は回っている
・「何を言うか」「公開ボタン」は、いまも人が持っている
・特別なことはしていない。STEPを順番に足しただけ
・うまくいった話より、失敗のほうが次に効く
⑩ まとめ:今日ひとつだけやるなら
ここまでお読みいただきありがとうございました。長くなったので、最後に今日やることを1つだけに絞ります。
① まず、ルールを1つ書く
「読者はこういう人です」の1行でかまいません。
→ CLAUDE.mdの書き方5ステップ
② 慣れてきたら、下書き投稿をつなぐ
いちばん体感が変わります。
→ WordPress自動投稿のやり方
③ そして「やらないこと」を決める
設定ファイルは触らない。CLI版は後回し。全部は自動化しない
順番に意味があります。①が土台で、②が効果、③が続けるコツです。とくに③がないと、途中で疲れて止まります(ぼくがそうでした)。

全部やろうとしなくて大丈夫です🐼
ぼくも100記事ぶん、少しずつ足してきただけなので。
今日は①だけ、1行書いて終わりにしましょう。
⑪ よくある質問
- Qプログラミングができなくても、本当にできますか?
- A
できます。この記事で紹介したことは、すべて日本語でお願いしただけです。ぼく自身がプログラムを書けません。むしろ書けないからこそ、「日本語で頼む」以外のやり方を最初から選ばなかった、というほうが正確かもしれません。
- Q有料プランは必要ですか?
- A
Claude Codeを使うには有料プランが必要です(2026年8月時点)。金額とプランの内容は変わることがあるので、始める前に公式サイトで最新をご確認ください。この記事ではあえて金額を書いていません。書いた瞬間に古くなるからです。
- Q全部そろえるのに、どれくらいかかりますか?
- A
体感でお伝えすると、STEP1(入れる)は1時間かからないと思います。STEP4(下書き投稿をつなぐ)は、最初の1回だけ半日ほど見ておくと安心です。STEP2(ルールを教える)は終わりがありません。というより、終わらせないほうがいいものです。使いながら1行ずつ足していくのが結局いちばん早い、というのが正直な感想です。
- Q途中でAIが変な動きをしたら、どうすればいいですか?
- A
まず疑うのは「指示の内容」ではなく「会話が長くなりすぎていないか」です。会話が重くなると、前に決めたことが薄れていきます。対処は会話が重い時の/compact・/clear・/rewindの使い分けにまとめてあります。それでもおかしいときは、新しい会話でやり直すのがいちばん速いです。
- QどのSTEPから始めるのがいいですか?
- A
すでに使っている方は、STEP2(ルールを1つ書く)からをおすすめします。いちばん効きます。まだ入れていない方は、STEP1のデスクトップ版を選ぶところからです。STEP3〜5は、あとからで大丈夫です。


